抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地質環境調査では,専門家は経験を通じて獲得した様々な専門的な知識を利用し,多分野にまたがる多量の地質環境データを取得・処理し,解析する.そのような専門知識の共有利用と継承を進めるためには,調査の様々な場面で利用される専門知識を抽出し,第三者が利用可能な形式で表現するといった知識の表出化が必要と考えられる.本研究では,知識工学的手法により,地形発達モデルの構築に関する地質環境調査のうち,隆起速度の算出に関する調査・解析を事例として知識の表出化を実施した.その結果,同調査・解析における作業(タスク)の流れを区分したタスクフローを構築し,各タスクで利用される専門知識を意思決定プロセスのフローダイアグラム及びルールベースの形式により表現することができた.今後は,IT技術を利用したエキスパートシステムへ知識を統合し継続的に更新することにより,表出化した知識の共有利用と継承を進めていく必要がある.(著者抄録)