抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生体細胞や大気粉塵などの個別分析を目的として,誘導結合プラズマ(ICP)の中心軸上に一粒ずつ100% の導入効率で射出導入できるドロプレットネブライザをICP-原子発光分析(AES)装置あるいはICP-質量分析(MS)装置の試料導入系として使用する場合,ドロプレットサイズが従来の試料導入法と比べて大きいため,水晶発振式高周波発振器によるICPではプラズマが消失するなどの問題が生じた.これは,ドロプレット導入に伴うインピーダンスの変化によりマッチングがずれる事が原因であると考えられた.そこで本研究では,安定したドロプレット導入のために自励式高周波電源によるICPの生成実験を行った.自励式ICPは,ドロプレット導入によるインピーダンスの変化に,共振周波数の変動により瞬時に対応できるため,安定したプラズマ生成が可能である.本報では,自励式ICPの基本特性として,プラズマガスにヘリウム,アルゴンを用い,高周波電力(RF-power)やプラズマガス流量などのプラズマ運転条件が発振周波数に与える影響を調査した.その結果,ヘリウム,アルゴンいずれのICPでもRF-powerを増大させると発振周波数が約150 kHz上昇し,一方,キャリヤーガス流量を増大させると約20 kHz減少することが明らかとなった.また,プラズマガス流量を増大させると,アルゴンICPでは発振周波数が20 kHz減少するのに対し,ヘリウムICPでは10 kHz増加することが確認できた.(著者抄録)