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J-GLOBAL ID：201402250327647529   整理番号：14A1077699

高Q値フォトニック結晶ナノ共振器を用いた超小型ラマンシリコンレーザの開発

著者 (2件)： 高橋和 (大阪府大 21世紀科学研究機構) ,  野田進 (京大)
資料名： レーザ加工学会誌  (Journal of Japan Laser Processing Society)
巻： 21  号： 2  ページ： 123-126  発行年： 2014年06月 
JST資料番号： L3905A  ISSN： 1881-6797  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フォトニック結晶共振器として世界最高Q値を実現しているヘテロ構造ナノ共振器を用いて,インテル社が実現したラマンシリコンレーザよりもデバイスサイズ,消費エネルギーともに1/10,000以下のラマンシリコンレーザを開発した。従来は注目されていなった第2ナノ共振モードを利用して,応用上不利とされる結晶方向に共振器を作製して低閾値発振を実現した。今後は,電流注入ラマンシリコンレーザの実現が期待でき,電子技術と光技術が融合した理想のシリコンチップや,安価な小型センサー光源への応用が期待される。(著者抄録)

シソーラス用語： *Ramanレーザ ,  面発光レーザ ,  *光共振器 ,  Q値 ,  フォトニックバンドギャップ ,  閉込め ,  *小型 ,  素子構造 ,  エネルギー消費 ,  振動モード ,  レーザ発振 ,  閾値 ,  微細構造 ,  電子顕微鏡観察 ,  レーザ出力 ,  フォトニック結晶レーザ ,  フォトニック結晶共振器 ,  光ナノ共振器 ,  *超小型 ,  ヘテロ構造 ,  走査電子顕微鏡法 ,  省エネルギー技術 ,  節約
準シソーラス用語： 省エネルギー ,  *シリコン ,  共振モード

分類 (1件)： その他のレーザ  (BD04090H)

引用文献 (10件)：

• Iyer, S.S. and Xie, Y.-H. : Light emission from silicon, Science, 260, (1993), 40.
• Rong, H., Jones, R., Liu, A., Cohen, O., Hak, D., Fang, A. and Paniccia, M.: A continuous-wave Raman silicon laser, Nature 433, (2005), 725.
• Ralston, J.M., and Chang, R.K. : Spontaneous-Raman-scattering efficiency and stimulated scattering in silicon, Phys. Rev. B, 2, (1970), 1858.
• Rong, H., Xu, S., Kuo, Y., Sih, V., Cohen, O., Raday, O. and Paniccia, M.: Low-threshold continuous-wave Raman silicon laser, Nature Photon. 1, (2007), 232.
• Liang, T.K. and Tsang, H.K., Appl. Phys. Lett. : Role of free carriers from two-photon absorption in Raman amplification in silicon-on-insulator waveguides, 84, (2004), 2745.

タイトルに関連する用語 (4件)： Q値 ,  フォトニック結晶 ,  ナノ共振器 ,  開発