抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,情報技術の飛躍的な進歩に伴い音声認識システムが身近に利用されるようになりつつある。音声認識器における認識誤りを引き起こす要因の一つとして,未知語の存在が挙げられる。認識精度の向上や認識誤りの訂正を図るにあたり,音声中の未知語を検出出来れば有用である。そこで本研究ではLong short-term memory(LSTM)を用いて,データ中における単語種類情報ならびに単語履歴をモデルに取り入れた未知語検出手法を提案する。未知語検出における従来法では,音声認識器の認識仮説をもとにした単純なエントロピーで評価するため,単語種類情報や単語履歴を利用することが出来ない。これに対し,認識仮説をLSTMの入力として用いることでそれらをモデルに取り入れることが出来る。これにより,単語種類情報や単語履歴を利用した未知語検出が可能となる。提案手法による検出精度の評価として大語彙音声認識システムを用いた実験を行い,従来法との比較を行った。実験の結果,従来法に比べて高い結果を示した。また,階層型ニューラルネットワークを利用した場合よりも性能の向上が見られ,単語履歴を用いた検出の有効性を示した。(著者抄録)