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J-GLOBAL ID：201702269340768170   整理番号：17A0430958

加熱炉からのふく射を考慮した耐火断熱れんがの熱伝導率と熱膨張率の推定

著者 (7件)： 矢納陽 (川崎医療短期大学放射線技術科) ,  内田茂樹 (品川リフラクトリーズ(株)技術研究所) ,  細谷直紀 (オージー技研(株)製造部) ,  和田克啓 (東京工業大学工学院機械系) ,  見浪護 (岡山大学大学院自然科学研究科) ,  松野隆幸 (岡山大学大学院自然科学研究科) ,  増井詠一郎 (岡山大学大学院自然科学研究科)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 137  号： 2  ページ： 266-272(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,加熱炉からのふく射熱も考慮した耐火断熱れんがの試料片の動的モデルを提案し,試料片の周囲を測温した実験データを拡張カルマンフィルタに適用することで試料片温度とその熱伝導率および熱膨張率の推定を試みた結果を報告した。具体的には,取得した実験データとふく射熱を考慮したモデルを用いて,耐火断熱れんがの試料片の温度,熱伝導率,熱膨張率の推定値をオフラインで得た。本報告では,全放射率,加熱炉からのふく射に関する比例定数,および拡張カルマンフィルタの各初期値といったパラメータを,測温データとそれらの推定値が近くなるように試行錯誤して決定した。結果は,これらのパラメータにより得られたもので,これらの推定結果の妥当性と信頼性,および各パラメータを適切な値に設定する方法を今後検討する必要がある。

シソーラス用語： *加熱炉 ,  放射 ,  耐火煉瓦 ,  *熱伝導率 ,  *熱膨張係数 ,  ダイナミックモデル ,  Kalmanフィルタ ,  推定量 ,  拡張Kalmanフィルタ

著者キーワード (8件)： 耐火断熱れんが ,  熱伝導率 ,  熱膨張率 ,  推定 ,  insulating firebrick ,  thermal conductivity ,  thermal expansion coefficient ,  estimation

分類 (2件)： 熱処理設備  (WC03050A) ,  その他の熱的変量の計測法・機器  (AD06040R)

引用文献 (25件)：

• (1) Japanese Industrial Standards Committee: JIS R2616 (Testing method for thermal conductivity of insulating fire bricks) (2011) (In Japanese)
• 日本工業標準調査会: JIS R2616(耐火断熱れんがの熱伝導率の試験方法)(2011)
• (2) KYOCERA Corporation Corporate Fine Ceramics Group: “Characteristics of Kyocera Technical Ceramics”, KYOCERA Corporation (2014) (In Japanese)
• 京セラ(株)ファインセラミック事業本部:「材料特性表」,京セラ(株)(2014)
• (3) A. Yanou, S. Uchida, N. Hosoya, M. Mamoru, and T. Matsuno: “Estimation of Thermal Conductivity for Temperature Control Model of an Aluminum Plate”, Proceedings of the 57th Japan Joint Automatic Control Conference, pp. 333-337 (2014) (In Japanese)

タイトルに関連する用語 (4件)： ふく射 ,  熱伝導率 ,  熱膨張率 ,  推定