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J-GLOBAL ID：201902221916478083   整理番号：19A0765810

統合型需要モデルを用いた高速道路整備に伴う利用者便益の計測

Estimation of passengers’ benefit accrued by expressway expansion using an integrated demand model

著者 (4件)： 西真宏 (愛媛大学大学院理工学研究科) ,  倉内慎也 (愛媛大学大学院理工学研究科) ,  吉井稔雄 (愛媛大学大学院理工学研究科) ,  坪田隆宏 (愛媛大学大学院理工学研究科)
資料名： 交通工学論文集(Web)  (JSTE Journal of Traffic Engineering (Web))
巻： 5  号： 2  ページ： A_293-A_302(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0617A  ISSN： 2187-2929  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 四国の高速道路ネットワークは,ミッシングリンクや暫定二車線区間も多いため,早期の整備が望まれるが,現状の事業評価では十分な便益が計量されない状況にある.一方,現行の事業評価は自動車交通需要のみを扱った需要固定型の交通量配分に基づいているため,交通手段の転換や目的地の変化,新たな誘発需要などが評価できず,また,三便益(時間短縮,走行費用削減,事故減少)のみを対象としており,時間信頼性の向上等の効果が考慮されていない,等の問題がある.そこで本研究では,都市間での旅客流動がトリップベースで把握可能なデータを用いて,誘発・転移,転換交通を考慮した統合型需要モデルを構築すると共に,同モデルを用いて高速道路整備に伴う交通需要の変化の分析や利用者便益の計測を行い,現行の事業評価の問題を定量的に検討した.(著者抄録)

シソーラス用語： *高速道路 ,  *道路整備 ,  *利用者 ,  *費用効果分析 ,  車線 ,  *四国地方 ,  *業績評価 ,  交通 ,  *交通需要 ,  交通量 ,  *交通量配分 ,  交通機関 ,  縮小 ,  *信頼性 ,  *都市間交通 ,  流動 ,  モデリング ,  変動 ,  *需要分析 ,  *定量分析 ,  事業評価 ,  自動車交通 ,  時間短縮 ,  旅客流動 ,  需要変動 ,  *分析
準シソーラス用語： 暫定二車線 ,  交通手段 ,  時間信頼性

著者キーワード (6件)： 高速道路 ,  利用者便益 ,  統合型需要モデル ,  Expressway ,  Passengers benefit ,  Integrated demand model

分類 (1件)： 道路工学一般  (RC08010M)

引用文献 (16件)：

• 1) 国土交通省道路局,都市局:費用便益分析マニュアル,2018.
• 2) 中山晶一朗,朝倉康夫(編著):道路交通の信頼性評価,コロナ社,2014.
• 3) 福田大輔:旅行時間変動の価値付けに関する研究展望とプロシェクト評価への適用に向けた課題の整理,土木計画学研究・論文集,Vol.27,No.3,pp.437-448,2010.
• 4) 土木学会編:交通ネットワークの均衡分析-最新の理論と解法,丸善,1998.
• 5) 円山琢也,原田昇,太田勝敏:大規模都市圏への交通需要統合型ネットワーク均衡モデルの適用,土木計画学研究・論文集,Vol.19,no,3,pp.551-560, 2002.

タイトルに関連する用語 (8件)： 統合 ,  需要 ,  モデル ,  高速道路 ,  整備 ,  利用者 ,  便益 ,  計測