文献

J-GLOBAL ID：201902254029591541   整理番号：19A2071605

アメリカの小学校理科教科書における実験活動の特徴 -モデルの取り扱いに着目して-

Characteristics of the Inquiry of Elementary School Science Textbooks in the United States -Focusing on models-

著者 (4件)： 齋藤恵 (上越教育大学大学院) ,  内ノ倉真吾 (鹿児島大学教育学部) ,  小野瀬倫也 (国士舘大学文学部) ,  稲田結美 (上越教育大学大学院)
資料名： 日本科学教育学会研究会研究報告(Web)  (JSSE Research Report (Web))
巻： 28  号： 3  ページ： 13-18(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U1627A  ISSN： 1882-4684  資料種別： 会議録 (C)
発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,アメリカの Pearson 社と Macmillan/McGraw-Hill 社の小学校理科教科書における実験活動を調査した。その結果,両社に共通して「モデルをつくる」というスキルの育成を重視した実験が多いことが明らかになった。特に Pearson 社の教科書におけるモデルを使用した実験には,次の二つの特徴が見られた。第一に,複数の学年で繰り返し掲載されている内容が存在し,同様の内容に関する実験において使用するモデルは,学年によって異なることである。第二に,対象を忠実に再現しようとせず,ある限定された点にのみ焦点を当てていることである。(著者抄録)

著者キーワード (4件)： アメリカ小学校理科教科書 ,  実験 ,  プロセススキルズ ,  モデル

引用文献 (11件)：

• Consortium of Lead States et al.:“Next Generation Science Standards”,\nhttp://www.nextgenscience.org/,2013.(入手 2014.01.29)\n
• 井口尚之:『新理科教育用語事典』,pp.58-60,初教出版株式会社,1984.\n
• 花田昌子ら:『アメリカ小・中・高校教育マニュアル』,p.168,日本経済新聞社,1993.\n
• 長谷川直紀,吉田裕,関根幸子,田代直幸,五島政一,稲田結美,小林辰至:「小・中学校の理科教科書に掲載されている観察・実験等の類型化とその探究的特徴-プロセス・スキルズを精選・統合して開発した「探究の技能」に基づいて- 」,『理科教育学研究』,pp.225-247,日本理科教育学会,2013.\n
• 国立教育政策研究所 教育課程研究センター:OECD 生徒の学習到達度調査(PISA2006),\nhttp://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/07032813.htm,2006.\n(入手 2014.01.26)\n

タイトルに関連する用語 (8件)： アメリカ ,  小学校理科 ,  教科書 ,  実験 ,  活動 ,  モデル ,  取り扱い ,  着目