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J-GLOBAL ID：202002281361064950   整理番号：20A2640188

光分解性架橋剤からなる架橋樹脂の光分解

Photodegradation of Networked Polymers Composed of Photolabile Crosslinkers

著者 (2件)： 陶山寛志 (大阪府大 高等教育推進機構) ,  舘秀樹 (大阪産技研 和泉セ)
資料名： ネットワークポリマー論文集  (Journal of Network Polymer, Japan)
巻： 41  号： 6  ページ： 260-264  発行年： 2020年11月10日 
JST資料番号： Z0934A  ISSN： 2433-3786  CODEN： NPORF2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光分解性架橋剤とは,多官能の重合性基を光分解性ユニットでつないだ架橋剤である。通常の架橋剤と同様の方法で,分解ユニットを均一かつ確実に架橋樹脂に組み込みやすい。最近の報告例では,一般的なo-ニトロベンジルカルボニルユニット,クマリンメチルユニットとともに,第三級エステル,ルテニウム錯体などの光分解性ユニットが,アクリラートとのラジカル重合や,エン-チオール,クリックなどの様式で重合できるよう設計されている。これらは主に水溶性モノマー・ポリマーと組み合わされ,光分解性ヒドロゲルとして医用材料での応用展開が図られている。また,オキシムエステル系の光分解性架橋剤もアクリルまたはウレタン樹脂の架橋剤に用いられ,架橋構造の形成と,その光分解が確認された。光分解性架橋剤の架橋構造の形成と分解の物性評価には,UVレオメータが有用であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *架橋剤 ,  *光分解 ,  ルテニウム錯体 ,  ラジカル重合 ,  ヒドロゲル ,  医用素材 ,  オキシムエステル ,  アクリル樹脂 ,  ポリウレタン ,  分子構造 ,  *架橋【高分子】 ,  光照射 ,  エン反応 ,  化学合成 ,  レオメータ ,  紫外線 ,  架橋構造 ,  チオール-エン反応 ,  クリック化学
準シソーラス用語： エン-チオール反応 ,  クリック反応

分類 (2件)： その他の高分子の反応  (CG03040H) ,  橋かけ剤とその触媒  (YH05020Y)

引用文献 (14件)：

• 1)A. M. Kloxin, A. M. Kasko, C. N. Salinas, and K. S. Anseth, Science, 324, 59-63(2009) . 10.1126/science.1169494
• 2)D. Klinger and K. Landfester, Macromolecules, 44, 9758-9772(2011) . 10.1021/ma201706r
• 3)S. Bian, J. Zheng, and W. Yang, J. Polym. Sci. Part A: Polym. Chem., 52, 1676-1685(2014) . 10.1002/pola.27165
• 4)C. S. Ki, H. Shih, and C. -C. Lin, Polymer, 54, 2115- 2122(2013) . 10.1016/j.polymer.2013.02.018
• 5)X. Hu, J. Shi, and S. W. Thomas III, Polym. Chem., 6, 4966-4971(2015) . 10.1039/C5PY00562K

タイトルに関連する用語 (3件)： 光分解 ,  架橋剤 ,  架橋