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J-GLOBAL ID:202102229240373203   整理番号:21A1425063

生体不活性のための表面改質剤としてのポリ[オリゴ(2-エチル-2-オキサゾリン)メタクリレート]

Poly[oligo(2-ethyl-2-oxazoline) methacrylate] as a surface modifier for bioinertness
著者 (11件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 643-653  発行年: 2021年05月 
JST資料番号: F0612A  ISSN: 0032-3896  CODEN: POLJB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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汎用高分子材料のそれらのバルク特性が変化することのない表面改質は,それらの物理的および化学的特性を調整するための重要な技術の1つであり,この技術により材料の機能を改善できる。本研究では,ボトルブラシ型ポリ[オリゴ(2-エチル-2-オキサゾリン)メタクリレート](P[O(Ox)nMA])(n=7および19)を表面改質剤として合成した。この化合物を,マトリックスとしてのポリ(メタクリル酸メチル)(PMMA)に15%の重量比(PMMA/P[O(Ox)nMA])で混合し,表面領域における凝集状態を,原子間力顕微鏡,接触角測定,角度依存X線光電子分光法,および中性子反射率により,空気および水性環境下で調べた。PMMA/P[O(Ox)nMA]膜の表面はサブナノメートルレベルで平坦であり,PMMAに富む相で覆われていた。しかし,膜が水と接触すると,P[O(Ox)nMA]の移動により表面の再組織化が起こった。表面偏析の程度はエントロピー因子に起因して,P[O(Ox)19MA]よりもP[O(Ox)7MA]の方が顕著であった。同時に,水で膜中により厚い拡散界面を形成したために,膜へのNIH3T3線維芽細胞接着と血清蛋白質吸着を,P[O(Ox)19MA]よりもP[O(Ox)7MA]の方が強く抑制した。表面改質剤として,側鎖が2種の異なる重合度(n=7および19)のポリ[オリゴ(2-エチル-2-オキサゾリン)メタクリレート](P[O(Ox)nMA])をポリ(メタクリル酸メチル)(PMMA)に混合した。PMMA/P[O(Ox)nMA]膜が水と接触すると,P[O(Ox)nMA]の移動により表面の再組織化が起こった。表面偏析の程度はエントロピー因子に起因して,P[O(Ox)19MA]よりもP[O(Ox)7MA]の方が顕著であり,その結果,膜への線維芽細胞接着をP[O(Ox)19MA]よりもP[O(Ox)7MA]の方が非常に良く抑制した。Copyright The Author(s), under exclusive licence to The Society of Polymer Science, Japan 2021 Translated from English into Japanese by JST.
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