抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,直列拮抗機構を備えた波動伝播型パイプ検査ロボットの,少数の空気圧アクチュエータによる牽引力を増加させる方法について説明した。工場における流体輸送に使用されるパイプは長距離を有する。それらは,小さな空間に設置される小さな内径と多重曲りを有する。したがって,内視鏡の側面とパイプの内壁との間の摩擦のために,内視鏡検査で長距離の複雑で小さな内径のパイプの全体的な清浄度を評価することは困難である。本研究では,押し込み力および牽引力を能動的に出力する線形拮抗メカニズムを有する波動伝播型パイプ検査ロボット(PI-Ro)による工場内のパイプを検査する方法を提案した。ただし,PI-Roを使用するだけでは,工場内の長距離の複雑で細いパイプの検査速度が低下することが予想される。本論文では,駆動ユニット数の増加を最小にしながら,線形拮抗メカニズムの合成によって牽引力を増加させるメカニズムを提案した。この機構は理論牽引力を1.88倍増加させ,工場配管モックアップの検査を実現した。(翻訳著者抄録)