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J-GLOBAL ID：202102278340653696   整理番号：21A0253514

インタラクティブプロジェクションマッピングを用いた伝統的茶会における“おもてなし”の演出

Interactive Projection Mapping at Traditional Japanese Tea Ceremony

著者 (5件)： 小栗真弥 (名古屋大 大学院情報学研究科) ,  水野慎士 (愛知工大 情報科学) ,  浦田真由 (名古屋大 大学院情報学研究科) ,  遠藤守 (名古屋大 大学院情報学研究科) ,  安田孝美 (名古屋大 大学院情報学研究科)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(Web)
巻： 61  号： 12  ページ： 1960-1968 (WEB ONLY)  発行年： 2020年12月15日 
JST資料番号： U0452A  ISSN： 1882-7764  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 茶の湯は日本の伝統文化であり,総合芸術とも呼ばれている.亭主は茶会の道具や室礼に趣向を凝らして客をもてなすが,茶の湯の初心者にとって,それらを理解することは難しい.茶会においてプロジェクションマッピングを用いた演出の事例もあるが,システム構築の難しさや,演出しすぎてしまうとショーのようになってしまうなどの課題がある.そこで本研究では伝統的な茶の湯の範囲を逸脱せず,茶室に特別な加工などを必要としないインタラクティブプロジェクションマッピングによる茶会演出の手法を考案した.この手法により実際に茶会の演出を行い,その結果を亭主と客それぞれに評価してもらった.この結果,本手法が茶会の「おもてなし」の演出に有効であることが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *映像 ,  投影機 ,  *計算機利用システム ,  *コンピュータグラフィックス ,  部屋 ,  茶 ,  行為 ,  芸術 ,  *文化
準シソーラス用語： *プロジェクションマッピング ,  *インタラクティブグラフィックシステム ,  茶室 ,  *茶会 ,  茶の湯 ,  演出 ,  *伝統文化

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G)

引用文献 (11件)：

• 文化庁文化財部:平成27年度伝統的生活文化実態調査事業報告書,入手先 https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/dentotekiseikatsu_jittai/pdf/h27_dentotekiseikatsubunka.pdf(参照 2020-01-20).
• 水野慎士,小栗真弥,小栗宏次,安田孝美:日本の伝統的住宅を用いたインタラクティブプロジェクションマッピング,情報処理学会論文誌 デジタルコンテンツ,Vol.7, No.1, pp.22-32 (2019).
• Mizuno, S., Oba, Y., Kotani, N., Shinchi, Y., Funahashi, K., Oguri, S., Oguri, K. and Yasuda, T.: Interactive projection mappings in a Japanese traditional house, SIGGRAPH’ 18 Posters, No.11, pp.1-2, ACM (2018).
• 堀 寿伸:大阪城 3D マッピング スーパーイルミネーション 2014-2015,入手先 https://youtu.be/5HebN8OFhak (参照 2020-01-20).
• 小栗真弥,水野慎士,浦田真由,遠藤 守,安田孝美:複合現実(Mixed Reality)を用いた文化財建造物の活用に関する研究-障子プロジェクションマッピングによる国登録有形文化財建造物活用へのアプローチ,情報文化学会誌,Vol.1, No.25, pp.11-18 (2018).

タイトルに関連する用語 (2件)： プロジェクションマッピング ,  演出