抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
電気力学熱遮蔽は,衝撃層内の弱イオン化プラズマ流に作用するLorentz力を利用する,大気突入機用の新しいタイプの熱保護システムである。再突入軌道に及ぼす影響を含む,性能の迅速推定のための電気動的熱遮蔽のための粘性衝撃層(VSL)解析法を開発している。本研究では,電気力学熱遮蔽解析のための化学非平衡VSL方程式を提案し,その結果をCFD計算および理論関係と比較した。さらに,再突入軌道への影響を推定するためにVSLと軌道結合計算を示した。提案したVSL方程式において,運動量とエネルギー方程式は付加的項を持ち,種保存方程式は変化がない。衝撃層内部では,高温によりイオン化反応が起こり,電気伝導率は高度と流速のような流れ条件によって変化する。再突入軌道のいくつかの高度の場合のVSL結果は,電気伝導率推定に関するCFD結果と一致する。また,停滞熱流束減少率は,相互作用パラメータQに基づく理論的関係と一致する。したがって,著者らのVSL解析法は,流れ条件に依存する電気力学的熱遮蔽の効果を推定することができる。著者らのVSLと軌道結合計算は,1つの再突入事例に対して3時間以内に結果を与えることができて,このため,それは電気力学的熱遮蔽の性能の推定に高い効率を持つ。(翻訳著者抄録)