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J-GLOBAL ID：202202268680864137   整理番号：22A0419883

下部マントル主要鉱物及びstishoviteへの窒素溶解度:地球史を通じた大気-マントル共進化過程への考察

Nitrogen solubilities in lower-mantle minerals and stishovite: implications for atmosphere-mantle co-evolution through the Earth’s history

著者 (12件)： 福山鴻 (愛媛大 GRC) ,  福山鴻 (東大 大学院) ,  鍵裕之 (東大 大学院) ,  井上徹 (広島大 大学院) ,  柿澤翔 (広島大 大学院) ,  新名亨 (愛媛大 GRC) ,  菱田俊一 (NIMS) ,  高畑直人 (東大 AORI) ,  佐野有司 (東大 AORI) ,  佐野有司 (高知コアセ) ,  DELIGNY Cecile (CRPG) ,  FUERI Evelyn (CRPG)
資料名： 日本地球化学会年会要旨集(Web)  (Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan (Web))
巻： 68th  ページ： p.113-(J-STAGE)  発行年： 2021年 
JST資料番号： U1296A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,下部マントル主要鉱物であるbridgmanite((Mg,Fe)SiO3)とferropericlase((Mg,Fe)O)に加え,下部マントルで安定に存在し得るstishovite(SiO2)への窒素溶解度を明らかにした。実験にはマルチアンビル高圧発生装置を使用し,分析にはSIMS及びSEM-EDSを使用した。bridgmaniteとferropericlaseへの窒素溶解度は,鉄の固溶量と正の相関を持つこと分かった。一方,今回最大で400ppm以上の窒素を取り込めることが明らかになったstishoviteは,スラブの沈み込みを介して多くの地球表層の窒素を下部マントルまで供給できる主要なキャリアーになり得ることが分かった(Fukuyama et al.,2020)。地球史を通じて地球表層と地球深部はそれぞれ独立していたわけではなく共進化してきたことが,本研究から明らかになりつつある。(著者抄録)

シソーラス用語： 下部マントル ,  惑星進化 ,  珪酸塩鉱物 ,  ペリクレース ,  *マントル物質 ,  シリカ鉱物 ,  溶解度 ,  窒素 ,  *原始大気 ,  固溶度 ,  鉄 ,  取込 ,  スラブ ,  サブダクション ,  *地球化学的循環 ,  高温高圧試験 ,  スティショバイト ,  ブリッジマナイト ,  共進化 ,  地球大気 ,  マグネシオウスタイト ,  沈み込むスラブ
準シソーラス用語： フェロペリクレース ,  沈み込みスラブ

分類 (1件)： 地球化学一般  (DD01010E)

タイトルに関連する用語 (9件)： 下部マントル ,  鉱物 ,  窒素 ,  溶解度 ,  地球史 ,  大気 ,  マントル ,  共進化 ,  過程