抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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オンライン・セメスター留学での留学経験の認知変容・行動変容を解析する。対象は,2020年度に4か月半のオンライン・セメスター留学を終えた大学生80名(有効回答数76名)で,性格特性TIPI-J,対人ストレッサー,多重知能の事前・事後変化と,言語学習および言語学習以外の経験を聞くアンケート調査を行い,抽出される数値と自由記述から推定される認知変容・行動変容の関係について,共分散構造分析を用いたパス解析を行った。その結果得られたパス図から,留学中のストレスのうち,他者からの拒否経験頻度(被拒否)が低く,他者との関係において理解できないという経験頻度(関係理解不能)が高いことが認知変容・行動変容を促進すること,同じオンライン留学でも日本よりも現地で受けたほうが,言語的知能の活性化を媒介として認知変容・行動変容を促進しやすい傾向等が見いだされている。(著者抄録)