抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では検証者指定署名方式(Designated Verifier Signature,DVS)において署名者の匿名性と追跡可能性を両立する問題を考える.すなわち,署名者が署名を作成した事実を開示(主張)できるDVSを提案する.DVSでは指定された検証者が署名をシミュレートできるという性質があり,これが匿名性を担保している.しかし,悪意のある検証者が指定された場合,この性質を悪用し署名を偽造することが懸念される.署名者の主張可能性(Claimability)を導入することで,このような問題に対処することができる.本稿では主張可能なDVSの一般的構成を二つ提案する.一つがリング署名,通常の署名,コミットメント方式,疑似ランダム関数に基づく構成であり,他方が主張可能なリング署名に基づく構成である.また技術的貢献として,本稿ではDVSからリング署名への帰着を正式に示す.そのような帰着が可能なことは長く信じられてきたが,著者らの知る限り正式な帰着を与えるのは本稿が初である.(著者抄録)