抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人々が室内で過ごす時間が長くなるにつれ,室内空気質への関心が高まっている。しかし,省エネのための高気密・高断熱化により,換気量が不十分な場合が多い。特に揮発性有機化合物(VOC)は,建材,家具,家庭用品,居住者の活動など様々な発生源から放出される。高濃度のVOCに頻繁にさらされると,シックハウス症候群などの健康被害を引き起こす可能性がある。機械換気システムは室内空気質の制御に重要な役割を果たすため,VOCと換気システムの種類との関係を明らかにする必要がある。本研究では,第1種換気システムと第3種換気システムを備えた16軒と17軒の住宅でそれぞれ実測を行った。測定項目は室内温度,相対湿度,二酸化炭素,VOC濃度である。測定の結果,VOCガイドライン値を超える住宅はなかった。また,夏場の第3種換気のリビングルーム,冬場と夏場の第3種換気の寝室ともに,平均換気量は0.5h-1以下であった。また,建物だけでなく生活用品由来のD-リモネンやα-ピネンについても,換気量の少ない住宅ほど濃度が高い傾向にあった。このように,居住者の住環境が室内VOC濃度に与える影響は大きいと考えられる。(翻訳著者抄録)