抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究で筆者らは,青森県の商業的屠殺施設でウシの屠殺過程を観察し,屠殺から屠体の持ち上げまでの失神と四肢や体躯の動きを観察し,肉質に及ぼす影響を調べた。屠殺過程で四肢の動きを認めた個体は,打額直後の32.5%から放血後の67.1%,吊上げ前の76.2%と増加した。四肢の動きの強さも,増加する傾向が認められた。屠畜工程の所要時間は,打額から放血まで18.8±5.2秒,打額から吊上げまで219.4±76.2秒であった。これらの時間は品種による差はなかった。これらの成績と肉質との関連性は,調査期間中の肉質に瑕疵や血痕などを認める個体が少数であったことから,今回の調査ではその関連性について統計的に結論付するには至らなかった。しかし,血痕の発生率が0.55%と低く,打額から放血までの時間に関しては屠畜が適切に行われていることが示唆された。打額時に得られた多変量データに基づくの打額の成功または失敗を決定する二値分類機械学習モデルは,放血時間および吊上げ時間について大きな効果を示した。その結果は,正しい位置の打額が成功に重要であり,左又は右の位置の寄与は低く,成否を分けるのは上下方向のブレであることが示唆された。(翻訳著者抄録)