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J-GLOBAL ID：201702292190793599   整理番号：17A0438804

干渉SARによる2015年9月から2016年9月の大涌谷の地表面変位

著者 (3件)： 道家涼介 (神奈川県温泉地学研) ,  原田昌武 (神奈川県温泉地学研) ,  竹中潤 (気象庁 地震火山部)
資料名： 神奈川県温泉地学研究所報告  (Bulletin of the Hot Springs Research Institute of Kanagawa Prefecture)
巻： 48  ページ： 25-31  発行年： 2016年12月 
JST資料番号： G0743A  ISSN： 0911-3703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球観測衛星だいち2号(ALOS-2)搭載の合成開口レーダー(PALSAR-2)観測による2015年箱根火山活動以後の大涌谷地表面変位の解析結果を報告した。ALOS-2が箱根山の東西上空を通過する4種ルートでの観測とSAR干渉解析ツール(RINC)による解析では2015年火山活動による変位が確認された。大涌谷の火口・噴気孔群周辺の変位解析結果では単純な沈降だけでなく水平変位が推測される複雑な変位が観測された。2016年7月中旬以降の観測変位はノイズレベルまで低減している。

シソーラス用語： 火山 ,  沈降 ,  地盤沈下 ,  水平変位 ,  気象衛星 ,  火山観測 ,  *測地衛星 ,  *合成開口レーダ ,  火山活動 ,  *地殻変動
準シソーラス用語： *干渉SAR ,  *地表面変位 ,  箱根火山 ,  だいち

分類 (1件)： 測地学  (DC02000X)

引用文献 (7件)：

• 道家涼介・原田昌武・竹中 潤 (2015) 干渉SARによる2015年箱根火山の活動に伴う大涌谷の地表面変位, 神奈川県温泉地学研究所報告, 47, 23-29.
• 原田昌武・板寺一洋・本多亮・行竹洋平・道家涼介 (2015) 2015年箱根火山活動に伴う地震活動と地殻変動の特徴(速報), 神奈川県温泉地学研究所報告, 47, 1-10.
• 板寺一洋・本多 亮・原田昌武・行竹洋平・道家涼介・竹中 潤 (2015) 神奈川県箱根火山における活発な群発地震活動 (2015), 日本水文科学会誌, 45, 47-49.
• 神奈川県温泉地学研究所・伊豆ジオパーク推進協議会 (2015) 箱根山2015年噴火の火口・噴気孔群(暫定版), 火山噴火予知連絡会提出資料 (平成27年7月21日), http://www.onken.odawara.kanagawa.jp/files/Hakone2015/20150721_onken.pdf.
• 萬年一剛 (2016) 箱根火山の観測・研究と2015年噴火, 地質と調査, 145, 26-31.

タイトルに関連する用語 (2件)： 干渉SAR ,  地表面変位