抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「ロザリオビアンコ」のMA包装による貯蔵中の特性と品質の調査を目的とした。非破壊硬度計を用いて,弾性指標による熟度評価を行った。果皮色・果実重量・フィルム内気体構成などから「ロザリオビアンコ」の貯蔵に適したMAフィルムを選択した。ポレハ区では,果実重量は水分量がほとんど減少しなかったが40日目には91.8%まで低下した。果実硬度は低下したが,有意な差はなかった。ポレハ区の気体組成は酸素濃度が低く,15%前後で推移した。二酸化炭素濃度は20%程度と高かった。エチレンの生成量は上昇し,40日目には0.004μl・kgFW
-1・hr
-1となった。40日間の貯蔵では可溶性固形物濃度(両区画とも約23%)と酸度(両区画とも約4.2%)の変化は少なかった。ポレハフィルムは対照区より商品価値を保った。「ロザリオビアンコ」はポレハ区より更に低酸素・高濃度の二酸化炭素の環境で貯蔵性が向上すると考えられる。(著者抄録)