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J-GLOBAL ID：201902247752009980   整理番号：19A1368088

ガラスの結晶化を利用した硫化物固体電解質の開発

Development of sulfide solid electrolytes prepared by crystallization of mother glasses

著者 (3件)： 林晃敏 (大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻応用化学分野) ,  作田敦 (大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻応用化学分野) ,  辰巳砂昌弘 (大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学系専攻応用化学分野)
資料名： 日本結晶成長学会誌(CD-ROM)  (Journal of the Japanese Association for Crystal Growth (CD-ROM))
巻： 46  号： 1  ページ： ROMBUNNO.46-1-07(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： F0452C  ISSN： 2188-7268  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高いLi⁺濃度を有する硫化物ガラスは,それらの高い伝導性と延性(加工性)のため,全固体リチウム電池への応用に適した電解質である。Li₇P₃S₁₁のような優れたLi⁺伝導率を有する準安定相を,その母硫化物ガラスの結晶化によって析出させた。核形成と結晶成長を含む結晶化過程は,高度に結晶化した準安定相を達成するために重要である。ガラス転移温度での過冷却液体の粘度も,ガラス状態からの結晶化過程を理解するための重要な因子である。Li₇P₃S₁₁のための結晶化プロセスを最適化することによって,25°Cで10^-2Scm^-1以上の高いLi⁺伝導率を,ガラスセラミック電解質中で達成した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  電池 ,  *固体電解質 ,  硫化物 ,  リチウム化合物 ,  リン化物 ,  ガラス ,  *ガラスセラミック ,  電気伝導率 ,  濃度依存性 ,  X線回折 ,  ガラス転移点 ,  粘性 ,  活性化エネルギー ,  核形成 ,  結晶成長
準シソーラス用語： *リチウムイオン二次電池 ,  全固体電池 ,  酸化物ガラス ,  *結晶化ガラス ,  イオン伝導率 ,  粉末X線回折 ,  ガラス転移温度

分類 (1件)： 二次電池  (YB04030K)

引用文献 (22件)：

• 1) N. Ohta, K. Takada, I. Sakaguchi, L. Zhang, R. Ma, K. Fukuda, M. Osada, and T. Sasaki: Electrochem. Commun. 9 (2007) 1486.
• 2) Y. Kato, S. Hori, T. Saito, K. Suzuki, M. Hirayama, A. Mitsui, M. Yonemura, H. Iba and R. Kanno: Nat. Energy, 1 (2016) 16030.
• 3) M. Tatsumisago, M. Nagao, and A. Hayashi: J. Asian Ceram. Soc., 1 (2013) 17.
• 4) A. Hayashi, A. Sakuda, and M. Tatsumisago: Front. Energy Res., 4 (2016) 25.
• 5) Y. Seino, T. Ota, K. Takada, A. Hayashi, and M. Tatsumisago: Energy Environ. Sci., 7 (2014) 627.

タイトルに関連する用語 (5件)： ガラス ,  結晶化 ,  硫化物 ,  固体電解質 ,  開発