研究者
J-GLOBAL ID:200901045841199717   更新日: 2024年11月16日

西 義武

ニシ ヨシタケ | Nishi Yoshitake
所属機関・部署:
職名: 名誉教授
その他の所属(所属・部署名・職名) (3件):
  • 学校法人東海大学付属高輪台高等学校  スーパーサイエンス(SSH)   顧問
  • 神奈川県立産業技術総合研究所 (KISTEC)  電子材料部   特任研究員
  • 松前国際友好財団  奨学研究者審査委員会・理事会   (審査員・理事)
ホームページURL (1件): http://n-research-alliance.jpn.org/obog.html
研究分野 (7件): 加工学、生産工学 ,  航空宇宙工学 ,  医化学 ,  ナノ構造化学 ,  無機材料、物性 ,  構造材料、機能材料 ,  複合材料、界面
研究キーワード (20件): 水流研磨したCrメッキの飽和転位密度表面形成に伴う超硬化(1500Hv)。共有・イオン結合のCr炭化物・窒化物の1300Hvより飽和転位密度を表面に保持する金属結合Crが硬いことを見つけた。強靭で切れ味の良い斬鉄剣?(Cutter)が作れるか?。 ,  安藤柱教授のGroupが開発したタービンブレード用自己修復耐熱CeramicsのEBI処理による亀裂治癒による常温破壊抑制<横浜国大と東海大の特許共同出願> ,  主にCFRPやGFRP等の高強度複合材料について三母数Weibull関数を用いた安全設計強度(下限靭性値)の算出 ,  電子線(EB)照射活性化やランダム化したCarbon materialsの改質 (Daiamondの防曇化、CFの強靭化、CF/Polymer接着、C/C-compositesの高弾性化) ,  電子線(EB)照射活性化した高分子の強靭化(防曇化、殺菌、表面活性化、P/P・P/M接着) ,  電子線(EB)照射ランダム化したSilicate Glassesの強靭化(防曇化、殺菌、表面活性化) ,  電子線(EB)照射による界面活性化による接着力強化と各相のランダム強化したCFRPやCFRTPの強靭化 ,  電子線(EB)照射で活性化した炭素繊維(CF)で強化した熱可塑性樹脂(Th)複合材料(EB-CFRTP)の強靭性 ,  Random化によるGlass構造金属材料の特性向上(磁性、超磁歪、耐食性、延性) ,  Sensor & Actuator Ceramicsの疲労に及ぼすEBIによる長寿命化 ,  電子線(EB)照射した炭素繊維(CF)で強化した熱可塑性樹脂(TP)複合材料(EB-CFRTP)の強靭性 ,  高分子(PTFE, PC, PP, PU, Epoxy-CFRP)/金属(Ti, Al, Cu)電子線照射接着 ,  炭素繊維プラグを用いたCFRP/金属接合(Fe, Ti, Al, Cu) ,  医用生体工学材料 ,  航空宇宙工学材料 ,  構造・機能材料 ,  複合材料・機能材料 ,  無機材料・物性 ,  Composite materials ,  Ceramics & metal(inorganic materials)
競争的資金等の研究課題 (16件):
  • 2004 - 2006 イオン照射による超磁歪材料薄膜の表面改質に関する研究
  • 1993 - 1994 アモルファス材料の物性制御に関する研究
  • 1983 - 1983 超電導非晶合金の形成能と時効挙動
  • 1983 - 1983 超電導用Mo基非平衡合金の開発並びにその放射線照射効果に関する研究
  • 1982 - 1982 超電導用Mo基非平衡合金の開発並びにその放射線照射効果に関する研究
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論文 (550件):
  • Yasui, Manabu, Nishi, Yoshitake, Kurouchi, Masahito, Kaneko, Satoru, Mitsuhashi, Masahiko. Room Temperature Nanoimprint Aided by Electron Beam Irradiation for Polysilsesquioxane". Japanese Journal of Applied Physics (Special Issue on Advanced Plasma Science and its Applications for Nitrides and Nanomaterials 2024 : ISPlasma2024) JJAP-S1104067.R1. 2024. 63. 10SPC4. 1-5
  • Fumiya Satoh, Kouhei Sagawa, Helmut Takahiro Uchida, Michel C. Faudree, Hideki Kimura, Yoshitake Nishi. Effect of EB-Irradiation of Finishing Process on Charpy Impact value of Carbon Fiber Reinforced Thermoplastic Polycarbonate (CFRTP-PC). 速報:ICAMR 2025 Proceedings-Key Engineering Materials (ISSN: 1662-9795). 2024. 1-6
  • Michael C. Faudree, Yoshitake Nishi. A New Double-Step Process of Shortening Fibers without Change in Molding Equipment Followed by Electron Beam to Strengthen Short Glass Fiber Reinforced Polyester BMC. Materials. 2024. 17. 2036. 1-18
  • Yoshitake Nishi, Naruya Tsuyuki, Helmut Takahiro Uchida, Michael C. Faudree, Kouhei Sagawa, Masae Kanda, Yasuhiro Matsumura, Michelle Salvia, Hideki Kimura. Increasing Bending Strength of Polycarbonate Reinforced by Carbon Fiber Irradiated by Electron Beam(電子線照射した炭素繊維で強化したポリカーボネートの曲げ強度が30%改良). Polymers < Special Issue Processing, Characterization and Engineering Application of Fiber-Reinforced Thermoplastic Polymer Composites>[IF=4.432](10thOct. 2023 accepted). 2023. 15. 22. 4350:1-4364:15
  • Yoshitake Nishi, Kouhei Sagawa, Michael C. Faudree, Helmut Takahiro Uchida, Masae Kanda, Satoru Kaneko, Michelle Salvia, Yoshihito Matsumura, Hideki Kimura. A Novel Nickel-Plated Carbon Fiber Insert in Aluminum Joints with Thermoplastic ABS Polymer or Stainless Steel. Materials. 2023. 16. 17. 5777-1-5777-17
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MISC (267件):
  • 西 義武. 編集後記-各著述の概要と思いを書いた。. 東海大学名誉教授会 年報-第19号-(2024年10月。編集事務局:東海大学湘南校舎名誉教授会事務局。印刷製本:港北メディアサービス(株))<ISSN 1881-5154> (19) 131-133 2024年10月. 2024. 19. 131-133
  • 西 義武. 巻頭言-名誉教授会の活動と方向性. 東海大学名誉教授会 年報-第19号-(2024年10月。編集事務局:東海大学湘南校舎名誉教授会事務局。印刷製本:港北メディアサービス(株))<ISSN 1881-5154> (19) 1-4 2024年10月. 2024. 19. 1-4
  • H.T.UCHIDA, Taisei ITO, Motoko ISHIDA, Ayane IBII, Yoshinosuke HASEGAWA, Yuma SATO, M.C. Faudree, M. R. Harada, Y. Nishi. ELyT Global - Evaluation of the Hydrogen Solution Effect on the Elastic and Fatigue Properties of Steel and the Enhancement of Hydrogen Solution through Electron Beam Irradiation. Proc. of TFC ElyT Workshop: Tohoku University & Miyagi Zao Royal Hotel, Japan. 2024
  • 西 義武. 東海大学における半世紀の備忘録<正史は史料編纂室があるので、なるべく血の通った歴史観を入れて書いた。>. 東海大学名誉教授会 年報-第18号-(2023年10月。編集事務局:東海大学湘南校舎名誉教授会事務局。印刷製本:港北メディアサービス(株))<ISSN 1881-5154>. 2023. 18. 3-8
  • 西 義武. 巻頭言-名誉教授会の概説とささやかな抱負. 東海大学名誉教授会 年報-第18号-(2023年10月。編集事務局:東海大学湘南校舎名誉教授会事務局。印刷製本:港北メディアサービス(株))<ISSN 1881-5154>. 2023. 18. 1-2
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特許 (29件):
書籍 (15件):
  • Carbon Related Materials: Improvements of Strength of Layered Polypropylene Reinforced by Carbon Fiber by its Sizing Film and Electron Beam under Protective Nitrogen Gas Atmosphere
    Carbon Related Materials: Suzuki Memorial Carbon Book (© Springer Nature Singapore Pte Ltd.2021, ISBN978-981-15-7609-6, ISBN978-981-15-7610-2 (eBook) 2021 ISBN:9789811576096
  • 電子線照射により表面活性化した炭素繊維で強化した軽量安価な熱可塑性ポリプロピレン(CFRTP)の強度評価
    (株)技術情報協会 <ISBN978-4-86104-752-7> pp. 141 - 158 (2019, June, 28th). :炭素繊維およびその繊維複合材料における分析試験、評価解析に関する最新事例集」 2019 ISBN:9784861047527
  • Faudree博士論文:珪酸ガラス短繊維強化熱可塑性高分子複合材料の強靭化
    東海大学 <論文博士>(大学院総合理工学研究科)(主査:西義武。副査:内田裕久、松村義人、利根川昭、他) 2014
  • 神田昌枝仏国リヨン応用理学大学博士論文”Polymers Electrostrictifs A Forth Deformation"
    仏国学位論文:INSA de Lyon (Referees: M. Gilbert Teyssedre (Chief), Y. Nishi (Thisis adviser), D. Guyomar (Instructor), K. Yuse (Instructor), Y. Bernard & E. Duhayon.)英語力はGoodで、それ以外はExcellentの高評価(July, 2011)。文部科学省長期留学奨学生。取得後JSPS-PD特別研究員・東海大非常勤講師から中部大学講師に就任。2022年4月准教授。 2012
  • 著書:西 義武 岩田 圭祐 電子線照射による先端科学透明材料の親水性(第-実用化および表面処理・試験評価・商品展開- 3章第2節[9]) -ぬれと(超)撥水、(超)親水技術、そのコントロール-
    技術情報協会,Tokyo、2007,July31)pp.285-290. 2007
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講演・口頭発表等 (258件):
  • HLEBI (Homogeneous Low Potential Electron Beam Irradiation) Induced Tensile Elongation of 3D Printed Short Carbon Fiber Reinforced Polyamide (3D-SCFRPA66)
    (2024 7th International Conference on Advanced Composite Material 2024)
  • Effect of EB-Irradiation of Finishing Process on Charpy Impact value of Carbon Fiber Reinforced Thermoplastic Polycarbonate (CFRTP-PC)
    (ICAMSME.Conf.2024 2024)
  • Evaluation of the Hydrogen Solution Effect on the Elastic and Fatigue Properties of Steel and the Enhancement of Hydrogen Solution through Electron Beam Irradiation
    (日仏-ELyT Workshop 2024-March 11-13, 2024, Sendai & Kaminoyama, Japan 2024)
  • J-F Collaboration for Developing Composite Materials- Effects of EBI to Polymers & Its Composites- CF/Polymers Adhesive Force Increased by EB-irradiation (Tokai U./ECL,), (Tokai U./ LGEF & MATEIS, INSA Lyon)
    (日仏ELyT Workshop 2024 2024)
  • Effect of Electron Irradiation on Impact Properties of Carbon Fiber Reinforced Heat Resistant PPS Resin Composite
    (日仏-ELyT Workshop 2024-March 11-13, 2024, Sendai & Kaminoyama, Japan 2024)
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Works (3件):
  • 運動機能材料の開発
    2002 -
  • 高強度・誘電材料の開発
    2002 -
  • 超強力新型モーターの開発
    1998 -
学歴 (4件):
  • 1978 - 1983 東北大学 *大学院工学研究科 論文博士諮問委員会1978-82年審査委員会1983年<主査・指導教授:増本健教授、副査・副指導教授:鈴木謙爾・白石裕・井垣謙三(2022年百歳天寿全う)各教授>。<工学博士・工-675(論文博士-乙第3563号):液体急冷による金属-非金属系合金の非晶質形成能に関する研究>-1983年7月学位授与。 **世界初で独走的研究内容との評価で、満票で合格。生まれて初めて輝かしく修了。東北大学におけるワープロで書かれた初めての学位論文。<同級生のコースDr.が誰も審査開始していないことが理由で、充分時間をかけ、一人前の研究者として指導され、審査された。この間、究極のActive learningで本当に実力が付き、学位3人分以上の研究が行えた。この期間にMax-Plank金属研のプレーデルやワリモント、ベル研のChen博士、鈴木効果の鈴木秀次東大物理教授、藤田英一阪大基礎工教授、井村名大教授、新宮京大教授にも貴重なご意見を頂いた。> **修士の中核研究に加え、十万K/s前後の高冷却速度測定装置を飯田技師の支援で作製し測定。渡辺東北大選研教官より静滴法伝授、次いで、情報技術センターで細村講師・恵多谷技師の画像解析で融体密度決定。加山早大鋳研教授・鈴木克己(現ものつくり大学名誉教授)・木口昭二(現近大名誉教授)両博士の協力で,融体高粘度測定。高橋技師作の金研飯田式細管法粘度計改良型で低粘度測定。謙爾先生にPrizmatic modelを紹介され,融体の高粘度にCu-Si(河上益雄:東北帝国大学理科学紀要の混合熱)やPd-Si原子間引力(プレーデル教授私信)を参考に巨大Cluster化modelを提案。この過冷融体が固液界面で結晶への再配列を抑制と考察。<満票で博士取得。RQ4国際会議等招待講演多数。福永俊晴博士の青春譜的支援を始め多くの人に協力頂いた。累積研究時間は弐万h以上で質実剛健な時期>. なおWalkman爆発的ヒットのこの時期、増本教授を魁とした教官団率いる金属系は、材料研究分野で世界一と評され、四半世紀に渡る第2期Golden Ageが始まる。
  • 1974 - 1976 東北大学大学院工学研究科博士課程前期 (工学修士):*****東北大学は本多磁石や八木アンテナの発明から始まり、独創技術で世界に認知。最近の同窓生では光ファイバーの西沢潤一博士・アモルファス合金の増本健博士・ノーベル賞の田中耕一名誉博士などを輩出。在学当時の青葉工業会(工学系同窓会)会長は松前重義博士(無装架ケーブルを用いた高音質長距離多重通信方式の発明者、逓信省技師・総裁、衆議院議員、日本の技術者[電気情報技術者]の3[5]%を輩出した東海大学創設者)。町中が金属材料研究所を誇とする雰囲気があった。どこの大学でも材料学生の入試合格点は低い。ところが、教会の英会話学校で、医学部学生が金属の院生というだけで敬意を表された。これは、歴代金属系教官OB群が発明した世界的研究成果群の残影であり、身の引締る思いがした。 **金属材料工学専攻はMITの教育制度を参考に専門教育を改革した直後のカリキュラムと、材料関連54講座で日本の40%を越える巨大教官群による物理・化学・数学を基盤とした金属学を中心とした充実した講義には、将来における仕事の種を探すべく集中して参加し、必ず質問した。特に状態図計算の西澤教授相変態論の講義と、高村京大教授のMicro-twinとErriot MIT教授の鉄鋼精錬の集中講義は秀逸で感動した。2週間のErriotの特別講義では、毎時間質問していたら、精錬のある教授から「質問するのは失礼だ!」と注意された。しかしながら、実父の納税額以上は必ず知識・知見を得る主義だったので、馬耳東風で続けた。一方、1週間ほどで、Eriottが質問の出ない大学院生に「そんなに興味がないのか?」と怒りだし、東北大学のErriotの弟子はNishiだけだと叫ばれた。名誉なことだが、なによりも、日米の大学における教育姿勢の違いを強く感じた。東海大学教員で授業を実施する際には、建学の原点である世界基準の技術者を養成するためにErriotの講義姿勢を目標とした。 **金属材料研究所鉄鋼材料学講座:増本研究室<Pd-Cu-Si合金の非晶質形成の臨界冷却速度の決定[増本健:わが人生記(アドスリー2020) p72参]:努めて止まぬ精神で1年半の試行錯誤の末,合金融体試料の冷却曲線測定に成功し,博士論文の中核が完成>。(主査:増本教授、副査:西澤泰二教授、ゼミ指導:井口泰弘助教授)。後に、RQ4国際会議で、20代で日本代表パネリストに抜擢され招待講演。これは、"天の時"と、テーマ選定した増本先生の"先見の明"のおかげに尽きる。小倉助教授・井上明久院生・奈賀博士から研究第一主義を実践教示。安彦・和久・木村博先輩や福島・十代田・高野・山名・石川・古屋院生と、熊谷・村田・花田・佐藤教官や富沢・木村久道・ガラス工作の二瓶技師や事務職・秘書団、さらにスポーツ大会(福島十代田富沢古屋西木村と控え井上のThe Prince of Kinkenチームは金研駅伝で3位。常勝増本・熊谷卓球最強ペアーを木村・西組で撃破)、花見、芋煮会や一番町が活力の元。<老父の代理で3週間渡米等の家業の手伝いもしたが,四六時中あらゆる金属技術の修得に集中。累積修行時間は1万時間以上>
  • 1969 - 1973 秋田大学鉱山学部冶金学科(工学士)<大学は”我が良き友よ”の歌のようなバンカラ・質実剛健の気風。身近な同窓生は超高純度鉄(ABIKO-iron: 99.9996%)の安彦兼次東北大金研名誉特任教授,耐熱強靭Al-RE-O系Ceramics共晶でNature掲載の和久芳春鳥取大教授,準結晶でノーベル賞に近かった蔡安邦東北大多元研教授,鉄筋コンクリート用連続鋳造線材製造の故渡辺亘東京鋼鉄副社長,大和用製鋼技術や銅合金巨大Screwの主任技師で海軍大臣賞5回受賞,主要企業40社を技術指導.海軍技術大佐退役後,特殊鋼や精密鋳造技術で戦後復興に貢献し,”鋳物の神様”と業界で崇められた西武雄北光会元会長など輩出。<藤原・瀬谷両先輩に代表される空手道部で培われた胆力,集中力,諸子百家にも通じるAWACS機能の実践は生涯の宝.選手当時は,Zoneに入ると相手の動きが見えた。東日本や東北学生選手権の水準以下であるが,如何なる強者も怯んだ覚えがない.伴に修行した菊池,中野,青木,斎藤,小峰,朝倉,山田に感謝>。一方,難問や理不尽への取組姿勢を培えた。さらに,青春を伴に過ごした同窓生や支援者に感謝。 ****鉱山学部冶金学科は入学式の日に正門に熊が出没した医学部設立に尽力した梅津学長を中心に精錬講座群<非鉄・鉄・電気・化学冶金>と、金属物理学の渡辺慈郎教授、センサーや燃料電池の固体電解質の齋藤安俊助教授<現東工大名誉教授>、材料・鋳造・塑性加工の橋浦・芹田・五十嵐各先生の9講座からなる。なお、3年後期から独自に"転位論と金属学への応用(丸善)"、"コットレルの金属学"、"金属熱処理原論(金子秀夫著)"、"鉄冶金熱力学(大谷正康著)"、"百万人の金属学[基礎編・材料編・技術編・未来編]"、"ムーアの物理化学"、"物理のドイツ語"等を寝る時間以外、徹底的に自習。知る限りの同級生は、しぶとく社会貢献し誇らしい。棚橋校長、西宮技師長、妙中・渡辺・佐野・長澤・高橋・星野は企業家、山名・竹田・尾崎は常務取締役に就任している。 転位論の金属学への応用(丸善:天才と矢島悦二郎先生が評していた山本美喜雄東北大学金属材料研究所教授編)の共同執筆者である渡辺慈郎教授<理博・東北大金研併任教授>研究室で卒業研究<純鉄単結晶のサイクリック焼鈍による転位の消失機構>。今清水・菅原両先生と院生群から実験指導され、卒業時の累積専門修行時間は参千h以上<転位論・格子欠陥論を習得>)
  • 東京都立上野高等学校 卒業(戦前は旧制東京市立第二中学で、OBは国際的数学者の矢野健太郎TIT名誉教授、Carbon nanotubeを発見した飯島澄男名大特任教授、"知の巨人"立花隆東大先端研客員教授・大学院特任教授、銀行マンでシンガーソングライターの小椋佳を代表としたい。)大部分の教員の器量は大きく、potentialも高く、大学の教養程度の内容を興味深く講義され、いかなる質問も的確に答え、質の高い教育がされていた。大学教官に就任したり、大学教員と兼務する教諭や非常勤講師が多かったことも違和感が無く、当然のことと受け止めていた。数学の長田先生はTV高校講座で拝見し、漢文の加藤先生は全国高校校長会会長、2年までの担任の小林先生は文部官僚に就任された。 ***物理クラス(3年):大学教養部まで触れる数学は3年の最後の1月頃にやっと極めた。英語の自主学習は同時通訳者鳥飼久美子先生のEnglish ageを中心に勉強したが、他の科目も含め極めきれなかった。しかし、大学では殆ど困らなかった。特に、現代国語は歯が立たなかったので、漢文・古文を重点的に学習し、冬休み中遊んだ百人一首は満点だった。体育では、バレーボール、タッチフット、サッカー、バスケットで、健気に団結力を維持すれば、最弱チームでも観衆を味方に出来る感動の試合が出来ることを会得。燕市でのスキー合宿最終日の数十kmのツーリングは大変だったが楽しかった。柔道の受け身は一生役立った。小中学校での美術はいつも最低の成績であったが、東京芸術大出身の美術の先生は評価し、初めて6/10の標準的評価をいただいた。 校則はなかったが、身だしなみを整えた学生服で、自律した優等生や人格者が多かった。東京駅近くのビルのエレベータ内で、一橋から開発(or輸出入?)銀行に就職した生井君に出会ったのは印象的だった。学園紛争で、卒業式は精鋭の第4機動隊が出動。予備校は合格したが、安田講堂攻防戦に代表される学園紛争でうんざりし、陸奥にある実父の母校に入学。大学院で東京に戻ることにした。暴力的学園紛争の経験から、大学とは’知’を探究する場であるべきと定義し、現在でも確信している。学園紛争は、当初、社会構造からくる理不尽に対し、正義で決起した場合が多い。しかしながら、浅学な思想信条と若気の至りにより、気付いたら友人同士が傷付き、殺人事件まで起きた。この様な悲劇を防ぐため、大学教員になっても、終始一貫、理不尽と対峙・治癒し、教育・研究環境の健全性に心を配った。
学位 (3件):
  • 工学博士 (東北大学:工675-乙第3563号-材料物性(非晶質合金の形成条件) ( 大学院工学研究科材料物性工学専攻、論文博士学位審査・指導委員会=主査:増本健教授、副査:鈴木謙爾・白石裕・井垣賢三教授)
  • 工学修士 (東北大学 大学院 工学研究科金属材料工学専攻博士課程前期修了. 金属材料研究所 鉄鋼材料学講座増本健教授研究室:"Pd-Cu-Si合金の非晶質形成の臨界冷却速度を決定”副査西沢泰司教授・副指導教官井口泰浩助教授)
  • 工学士 (秋田大学鉱山学部冶金学科:金属物理講座(東北大学金属材料研究所併任教授・理学博士-渡辺慈郎教授)で"Image Forceによる鉄単結晶の転位消失モデル”を提案)
経歴 (25件):
  • 2018/10 - 現在 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC) "Project Researcher"<研究テーマ:CFRTPのEBI-強化>。++++++++++++++++++++++++++ *電子技術部・電子材料グループリーダの金子智統括専門研究員<博士(理学, TIT):台湾国立成功大学客員准教授>はKISTEC研究員群との窓口を管理している。さらに、東海大学大学院生群と、Solar car世界5連覇総監督の木村英樹教授・博士(工学・電子工学)、同監督佐川耕平講師、水素を中心とした物性物理と環境工学についてGordon Conferenceで招待講演される位に奥義を極め、十以上の言語を使いこなす同大准教授でGroup幹事の内田Helmut貴大PhD (Goettingen). さらに、General Dynamicsで航空複合材料を研究し"Faudree effects"を見出し、主任技師退任後、東海・立教大学特任准教授を経て、東京都市大学准教授のFaudree博士(工学)と、CNRSでAirbus等と研究している仏国立Ecole Central Lyon (ECL)大学准教授のM.Salvia PhDとの大学院連合Unitで共同研究中。なお、令和4年度にHelmut研の大学院生だった三浦栄一修士がKISTEC研究員として採用された。
  • 2018/04 - 現在 学校法人 東海大学 "名誉教授”--575号--<部署:名誉教授会(団)(東海大学学長室人事部預かりの約450名の文部科学省届出の法人内学術的親睦組織)>***** 日仏Intelligent Materials国際会議で交流を深めた超音速機コンコルドの材料選定責任者である故Gobin先生はProf. Emeritus (INSA Lyon)であったが、その実力、業績と、人となりにより一目置かれていた。一方、Prof. Nishiと長年呼ばれつけ、定年後、国際会議等で所属や役職を記述する時に説明が必要で、戸惑いを感じていた。ちょうどその時、2022年度経常経費の私学助成金は東海大が首位達成し、企業家数は7位、上場企業家数はSUTとTIT以上の24位である、大発明が起源の東海大学からProf. Emeritusを授与され、欧州の国際会議・学術交流・共同研究では、大学教育も含めたAcademicsとして敬意をもって自然に応対され、余計な気を遣わず研究指導に専念出来た。名誉教授を含むAcademics(約1700名)としての大学研究・教育の質と量の記録は国際基準大学評価にも寄与。 趣味や業務の成果が東海大学の尊厳を高めることに気付いた。地味ではあるが2023May26th現在、世界中の研究者から引用され、世界大学Rankingに寄与するCitation No.は3,000に到達。40年間の大学人に関する達成感が高まっている。多くの卒業生と支援頂いた人々に感謝したい。人情の機微に通じ、この国際的な学術称号を創成した群像に感謝。*有力国際機関で見られるTea Roomの名誉教授交流機能として、週1回便利な19号館1階の軽食堂付設Lounge、3階のAcademic Lounge(310室)、景色の良いCorner Loungeと開放的な屋外テラスは、読書やOB等からの相談場所に良い。さらに、ゼミ室<304-309室:要予約>で院生教員群との研究に関し、現役後方支援に徹して研究活動中。健康であれば、大学先進国のProf. Emeritus同様、"独創的研究”や“百年将を養う人物育成”の面で、多様な分野で奮闘中の教え子群と伴に、一燈照遇、万燈照国を心掛けながら、希望の星に向かい続ける勇気が肝要であると思っている。
  • 2018 - 現在 松前国際友好財団 (MIF)-"理事"-。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(MIFは、人種、性別、宗教、思想を問わず、優れた学術的資質を備えた外国人研究者に対し、わが国での研究活動の機会を与え、もって我が国の学術の発展に寄与するとともに、国際友好親善に貢献することを目的とした戦後復興後日本初の国際奨学財団。独のフンボルト財団の志に感銘して設立)。 ----- <外国人奨学研究員研修旅行を担当(歓迎挨拶・随行・解説業務)した時、招聘外国人研究者群と伴に、世界平和を中心に歴史観・世界観・人間社会を熟考する良い機会を得た。日本文明の根源である1500年位前からの法隆寺、清水寺、金閣寺に代表される奈良(律令黎明期)・京都(王朝・室町時代)と宮島(平安時代末期)で感じ、さらに、広島の激人災の原爆ドーム・平和祈念館で、人類の非核化や非武装中立の日本人の思いを視覚的に外国人が体感できる。さらに、マツダ工場見学で、戦後復興の象徴であるQC基盤の生産方式や独創技術のロータリーエンジンなど見学し、日本復興の原動力を感じてもらう。 この企画は、奨学金の関係だけではない血の通った国際親善制度であり、創設者群の歴史観だけでなく、深い見識や清涼な志に人間の大きさを感じた>。これに寄与したことは、子々孫々に胸を張れる活動である。
  • 2004/04 - 現在 学校法人東海大学(TUES)・付属高輪台高等学校・文部科学省指定スーパーサイエンスハイスクール(SSH)・・顧問。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *井上徳之核融合研究所准教授が、JST組織内の未来科学館開設時に毛利衛所長(宇宙飛行士)の支援に派遣され、振興策としてSSHを考案。相馬や川越北高校で成功。東海大も勧められ、井上博士を輩出した高輪台高校を候補に推薦した。丁度、新人研修会の指導員として意気投合した鈴木校長が片桐教頭(現校長)を連れ、教育活性化の相談に来られ、SSHを紹介。 *教諭群の創意工夫と頑張り、歴代校長や蟹江理事に代表される学園全体の支援により認定され、高評価で現在も継続している。なお、今は筑駒を始め多くの有力校が指定を受けているSSHは、文部科学省の施策で最も成功したプロジェクトと評される場合もあり、足が地に着いた改善活動であり、快挙でもある!! 創設有志群もその尊きを誇りとされるであろう。(論文公表:日本科学未来館と大学との連帯による中学生のSEM観察プログラム、栃沢まどか、小栗和也、鈴木恒則、西義武、長田純佳、井上徳之、J. Jpn. Inst. Merals 70(2)(2006) 169-172.)
  • 2019/10 - 2025/10 学校法人東海大学名誉教授会役員<幹事(2019-21金田会長)、副会長(2021-22佐々木会長), 会長(Oct.2022-25)>兼務。+++++++++++++<2022年度新会員で、東海大学工学部応用理学科原子力工学専攻を卒業し、”活性酸素が老化の原因”であることを遺伝学的に証明し、Nature (1998年)に掲載された石井直明名誉教授(医学)他、約430名(2022年)が在籍する名誉教授会は、文部科学省届出の学術的親睦団体である。その分野別教員構成比は、理系:文系=2:1で京大に近く、工学系教員は3割弱。医学系、理学系、文学系の構成比は各1割前後。海洋+農+体育+研究所系と、政経法+国際+教養+教育系の構成人数比は各2割前後><幹事は、名誉教授会報発行等の運営主旨への適合性を運営委員会で推薦・審議・検討し決定。さらに、正副会長と監事は運営委員会で互選され総会で審査される。> <名誉教授及び名誉教授会の第一特典(価値)は、各自の著作を智の拠点である定期刊行物“名誉教授会年報(International Standard Serial Number: ISSN 1881-5154)に投稿可能。編集委員会で審査終了後発行。第二の特典(価値)は、定年になっても所属や役職を記載する時に迷わず、尊厳が守られる。特に、所属は会報発行等行う“学校法人東海大学名誉教授会”が活動実態拠点として書ける。国際学術活動ではProf. Emeritusの役職は敬意をもって扱われる。なお、名誉教授の価値については“文書化で多様な特典に制限を設けてしまう可能性や、潜在的で多様な価値や可能性を感じる”との先達の御意見も付記します。第三の特典は学長室名誉教授会事務局が情報拠点として諸事連絡。第四の特典は東海大学の国際的評価に名誉教授として加勢(貢献)できます。 佐々木政子先生から、定年で無給となっても”大学広報、科研費や国際的大学評価に寄与するResearchMap(RM)やResearchGate (RG)は管理し、お世話になった東海大学に貢献するべきでないか!”と提案され、反省し、見直した。その結果、やり残しや、多岐に渡りやるべき事が体系的に明確になった。なお、RMはJABEE審査でも高く評価された東海大学の教育力だけでなく、東海大の歴史観や背景も包含し記載するように心掛けており、ボケ防止にも効果的と感じられる。一方、RGは多種の研究評価尺度を分野別に提示し、国際的に大学も評価するだけでなく、ネットワーク化による科学技術の進歩に寄与。さらに、志を継いだ現役世代にもメンターとしてRMやRGの管理を奨励すると効果が増幅されます。「殻は創った、後は中身を入れてくれ」との訓示で就任し、約40年で退役したが、多様な方向で活躍されている名誉教授陣と伴に、約千三百名の教授、准教授、講師、助教を擁する東海大の国際的大学評価・存在感・尊厳を高めることに加勢できることに気付き、大発明が源泉の東海大学への無理せず健康的な応援(激励)を心掛けている。
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委員歴 (25件):
  • 2019/04 - 現在 東海大学 名誉教授会報 編集委員会 委員 (編集委員長2023 Oct.-): 多種多様な意見や分野を包含した見聞が広がり、含蓄ある内容が多い。編集後記では、3年連続して筆者の往年の佇まいや、自分の体験を思い起こしながら書いた。
  • 2018 - 現在 松前国際友好財団(MIF) 外国研究奨学者選定委員会委員<2021-23年度議長> 独のフンボルト財団の志に感銘して、戦後復興後日本初の国際奨学機関で、外国人奨学研究員選抜を6名の審査員で担当
  • 2008 - 現在 日本科学技術財団 日本国際賞 推薦人
  • 2004 - 現在 ロイター社 World University Ranking 評価者(Academicsとして)WUR創世当初より評価委員をしている。当初、東海大建学時から積み上げ20世紀末における大学機構・体制が二百位台の国際評価がなされた。講座制を撤廃した医学部、特任Native教員中心の外国語教育センター、衛星画像利用の魁となった宇宙情報技術センター、クラーク博士が成し得なかった洋上大学等が高評価と推定。これらの成果も加わり、大発明が原点の総合大学に勤められ誇らしかった。自分にとっての重義博士提唱の同志的結合の一例として、国際評価にいかに寄与するか真剣に考え、高山・太刀川・林義正先生に励まされながら日々実行した。
  • 1989 - 現在 Editorial Menber of J. of Adv. Sci.(Original planer of SAS)
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受賞 (34件):
  • 2023/03 - Society of Advanced Science (SAS) 2022SASインテリジェント・シンポジウム ポスター賞 SUS316Lパラジウムフリー水素精製膜のEB処理による透過促進効果
  • 2019/12 - SASインテリジェントシンポジウム 2019SASインテリジェント・シンポジウム ポスター賞 炭素繊維強化PPの衝撃吸収エネルギーへの電子線照射の影響(ランダム化活性化プロセス)
  • 2016/12 - SASインテリジェントシンポジウム 2016SASインテリジェント・シンポジウム ポスター賞 人工血管に用いられるPTFEと電子線照射表面活性化PE積層複合材料の接着剥離強度の研究(ランダム化活性化プロセス)
  • 2016/11 - 先端科学協会(SAS) 2016SASインテリジェント・シンポジウム ポスター賞 電子線照射した航空機構造材用CFRP/Al積層体の接着強度評価(ランダム化活性プロセス)
  • 2012/11 - 先端科学協会(SAS) 2012SASインテリジェント・シンポジウム ポスター賞 フッ素樹脂/PUの電子線照射接着(ランダム化活性プロセス)
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所属学会 (4件):
日本金属学会 (永年会員) ,  Society of Advanced Science ,  日本AEM学会誌 ,  未踏技術協会(インテリジェント材料フォーラム)
※ J-GLOBALの研究者情報は、researchmapの登録情報に基づき表示しています。 登録・更新については、こちらをご覧ください。

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