研究キーワード (20件):
水流研磨したCrメッキの飽和転位密度表面形成に伴う超硬化(1500Hv)。共有・イオン結合のCr炭化物・窒化物の1300Hvより飽和転位密度を表面に保持する金属結合Crが硬いことを見つけた。強靭で切れ味の良い斬鉄剣?(Cutter)が作れるか?。
, 安藤柱教授のGroupが開発したタービンブレード用自己修復耐熱CeramicsのEBI処理による亀裂治癒による常温破壊抑制<横浜国大と東海大の特許共同出願>
, 主にCFRPやGFRP等の高強度複合材料について三母数Weibull関数を用いた安全設計強度(下限靭性値)の算出
, 電子線(EB)照射活性化やランダム化したCarbon materialsの改質 (Daiamondの防曇化、CFの強靭化、CF/Polymer接着、C/C-compositesの高弾性化)
, 電子線(EB)照射活性化した高分子の強靭化(防曇化、殺菌、表面活性化、P/P・P/M接着)
, 電子線(EB)照射ランダム化したSilicate Glassesの強靭化(防曇化、殺菌、表面活性化)
, 電子線(EB)照射による界面活性化による接着力強化と各相のランダム強化したCFRPやCFRTPの強靭化
, 電子線(EB)照射で活性化した炭素繊維(CF)で強化した熱可塑性樹脂(Th)複合材料(EB-CFRTP)の強靭性
, Random化によるGlass構造金属材料の特性向上(磁性、超磁歪、耐食性、延性)
, Sensor & Actuator Ceramicsの疲労に及ぼすEBIによる長寿命化
, 電子線(EB)照射した炭素繊維(CF)で強化した熱可塑性樹脂(TP)複合材料(EB-CFRTP)の強靭性
, 高分子(PTFE, PC, PP, PU, Epoxy-CFRP)/金属(Ti, Al, Cu)電子線照射接着
, 炭素繊維プラグを用いたCFRP/金属接合(Fe, Ti, Al, Cu)
, 医用生体工学材料
, 航空宇宙工学材料
, 構造・機能材料
, 複合材料・機能材料
, 無機材料・物性
, Composite materials
, Ceramics & metal(inorganic materials)
- 2018/10 - 現在 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC) "Project Researcher"<研究テーマ:CFRTPのEBI-強化>。++++++++++++++++++++++++++ *電子技術部・電子材料グループリーダの金子智統括専門研究員<博士(理学, TIT):台湾国立成功大学客員准教授>はKISTEC研究員群との窓口を管理している。さらに、東海大学大学院生群と、Solar car世界5連覇総監督の木村英樹教授・博士(工学・電子工学)、同監督佐川耕平講師、水素を中心とした物性物理と環境工学についてGordon Conferenceで招待講演される位に奥義を極め、十以上の言語を使いこなす同大准教授でGroup幹事の内田Helmut貴大PhD (Goettingen). さらに、General Dynamicsで航空複合材料を研究し"Faudree effects"を見出し、主任技師退任後、東海・立教大学特任准教授を経て、東京都市大学准教授のFaudree博士(工学)と、CNRSでAirbus等と研究している仏国立Ecole Central Lyon (ECL)大学准教授のM.Salvia PhDとの大学院連合Unitで共同研究中。なお、令和4年度にHelmut研の大学院生だった三浦栄一修士がKISTEC研究員として採用された。
- 2018/04 - 現在 学校法人 東海大学 "名誉教授”--575号--<部署:名誉教授会(団)(東海大学学長室人事部預かりの約450名の文部科学省届出の法人内学術的親睦組織)>***** 日仏Intelligent Materials国際会議で交流を深めた超音速機コンコルドの材料選定責任者である故Gobin先生はProf. Emeritus (INSA Lyon)であったが、その実力、業績と、人となりにより一目置かれていた。一方、Prof. Nishiと長年呼ばれつけ、定年後、国際会議等で所属や役職を記述する時に説明が必要で、戸惑いを感じていた。ちょうどその時、2022年度経常経費の私学助成金は東海大が首位達成し、企業家数は7位、上場企業家数はSUTとTIT以上の24位である、大発明が起源の東海大学からProf. Emeritusを授与され、欧州の国際会議・学術交流・共同研究では、大学教育も含めたAcademicsとして敬意をもって自然に応対され、余計な気を遣わず研究指導に専念出来た。名誉教授を含むAcademics(約1700名)としての大学研究・教育の質と量の記録は国際基準大学評価にも寄与。 趣味や業務の成果が東海大学の尊厳を高めることに気付いた。地味ではあるが2023May26th現在、世界中の研究者から引用され、世界大学Rankingに寄与するCitation No.は3,000に到達。40年間の大学人に関する達成感が高まっている。多くの卒業生と支援頂いた人々に感謝したい。人情の機微に通じ、この国際的な学術称号を創成した群像に感謝。*有力国際機関で見られるTea Roomの名誉教授交流機能として、週1回便利な19号館1階の軽食堂付設Lounge、3階のAcademic Lounge(310室)、景色の良いCorner Loungeと開放的な屋外テラスは、読書やOB等からの相談場所に良い。さらに、ゼミ室<304-309室:要予約>で院生教員群との研究に関し、現役後方支援に徹して研究活動中。健康であれば、大学先進国のProf. Emeritus同様、"独創的研究”や“百年将を養う人物育成”の面で、多様な分野で奮闘中の教え子群と伴に、一燈照遇、万燈照国を心掛けながら、希望の星に向かい続ける勇気が肝要であると思っている。
- 2018 - 現在 松前国際友好財団 (MIF)-"理事"-。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(MIFは、人種、性別、宗教、思想を問わず、優れた学術的資質を備えた外国人研究者に対し、わが国での研究活動の機会を与え、もって我が国の学術の発展に寄与するとともに、国際友好親善に貢献することを目的とした戦後復興後日本初の国際奨学財団。独のフンボルト財団の志に感銘して設立)。 ----- <外国人奨学研究員研修旅行を担当(歓迎挨拶・随行・解説業務)した時、招聘外国人研究者群と伴に、世界平和を中心に歴史観・世界観・人間社会を熟考する良い機会を得た。日本文明の根源である1500年位前からの法隆寺、清水寺、金閣寺に代表される奈良(律令黎明期)・京都(王朝・室町時代)と宮島(平安時代末期)で感じ、さらに、広島の激人災の原爆ドーム・平和祈念館で、人類の非核化や非武装中立の日本人の思いを視覚的に外国人が体感できる。さらに、マツダ工場見学で、戦後復興の象徴であるQC基盤の生産方式や独創技術のロータリーエンジンなど見学し、日本復興の原動力を感じてもらう。 この企画は、奨学金の関係だけではない血の通った国際親善制度であり、創設者群の歴史観だけでなく、深い見識や清涼な志に人間の大きさを感じた>。これに寄与したことは、子々孫々に胸を張れる活動である。
- 2004/04 - 現在 学校法人東海大学(TUES)・付属高輪台高等学校・文部科学省指定スーパーサイエンスハイスクール(SSH)・・顧問。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ *井上徳之核融合研究所准教授が、JST組織内の未来科学館開設時に毛利衛所長(宇宙飛行士)の支援に派遣され、振興策としてSSHを考案。相馬や川越北高校で成功。東海大も勧められ、井上博士を輩出した高輪台高校を候補に推薦した。丁度、新人研修会の指導員として意気投合した鈴木校長が片桐教頭(現校長)を連れ、教育活性化の相談に来られ、SSHを紹介。 *教諭群の創意工夫と頑張り、歴代校長や蟹江理事に代表される学園全体の支援により認定され、高評価で現在も継続している。なお、今は筑駒を始め多くの有力校が指定を受けているSSHは、文部科学省の施策で最も成功したプロジェクトと評される場合もあり、足が地に着いた改善活動であり、快挙でもある!! 創設有志群もその尊きを誇りとされるであろう。(論文公表:日本科学未来館と大学との連帯による中学生のSEM観察プログラム、栃沢まどか、小栗和也、鈴木恒則、西義武、長田純佳、井上徳之、J. Jpn. Inst. Merals 70(2)(2006) 169-172.)
- 2019/10 - 2025/10 学校法人東海大学名誉教授会役員<幹事(2019-21金田会長)、副会長(2021-22佐々木会長), 会長(Oct.2022-25)>兼務。+++++++++++++<2022年度新会員で、東海大学工学部応用理学科原子力工学専攻を卒業し、”活性酸素が老化の原因”であることを遺伝学的に証明し、Nature (1998年)に掲載された石井直明名誉教授(医学)他、約430名(2022年)が在籍する名誉教授会は、文部科学省届出の学術的親睦団体である。その分野別教員構成比は、理系:文系=2:1で京大に近く、工学系教員は3割弱。医学系、理学系、文学系の構成比は各1割前後。海洋+農+体育+研究所系と、政経法+国際+教養+教育系の構成人数比は各2割前後><幹事は、名誉教授会報発行等の運営主旨への適合性を運営委員会で推薦・審議・検討し決定。さらに、正副会長と監事は運営委員会で互選され総会で審査される。> <名誉教授及び名誉教授会の第一特典(価値)は、各自の著作を智の拠点である定期刊行物“名誉教授会年報(International Standard Serial Number: ISSN 1881-5154)に投稿可能。編集委員会で審査終了後発行。第二の特典(価値)は、定年になっても所属や役職を記載する時に迷わず、尊厳が守られる。特に、所属は会報発行等行う“学校法人東海大学名誉教授会”が活動実態拠点として書ける。国際学術活動ではProf. Emeritusの役職は敬意をもって扱われる。なお、名誉教授の価値については“文書化で多様な特典に制限を設けてしまう可能性や、潜在的で多様な価値や可能性を感じる”との先達の御意見も付記します。第三の特典は学長室名誉教授会事務局が情報拠点として諸事連絡。第四の特典は東海大学の国際的評価に名誉教授として加勢(貢献)できます。 佐々木政子先生から、定年で無給となっても”大学広報、科研費や国際的大学評価に寄与するResearchMap(RM)やResearchGate (RG)は管理し、お世話になった東海大学に貢献するべきでないか!”と提案され、反省し、見直した。その結果、やり残しや、多岐に渡りやるべき事が体系的に明確になった。なお、RMはJABEE審査でも高く評価された東海大学の教育力だけでなく、東海大の歴史観や背景も包含し記載するように心掛けており、ボケ防止にも効果的と感じられる。一方、RGは多種の研究評価尺度を分野別に提示し、国際的に大学も評価するだけでなく、ネットワーク化による科学技術の進歩に寄与。さらに、志を継いだ現役世代にもメンターとしてRMやRGの管理を奨励すると効果が増幅されます。「殻は創った、後は中身を入れてくれ」との訓示で就任し、約40年で退役したが、多様な方向で活躍されている名誉教授陣と伴に、約千三百名の教授、准教授、講師、助教を擁する東海大の国際的大学評価・存在感・尊厳を高めることに加勢できることに気付き、大発明が源泉の東海大学への無理せず健康的な応援(激励)を心掛けている。
- 2016/04 - 2017/03 東海大学 工学部 特任教授: "CFRTPPのEBI強靭化"の研究をKISTEC、東海大学、中部大学と共同研究。--- 金剛会のパーティーで、あるOBが、「企業家として苦労して、初めて研究室の指導内容を理解した」と感謝され、就任時の総長訓示を一部達成した気がした。 一方、臨席頂いた学長から”材料科学科消滅”の発表があった。不人気の金属系学科は早稲田も千葉工大も10年以上前に消えたので、”遂にその時が来た!”と観念した。約40年前、定員の半分しか入学しない学科を、学会活動やJABEE申請も含む研究指導第一主義の大学教育や、それに基づいた就職支援、時代のNeedsや高校生がわかる科目やコース、さらにデータ重視の入試広報を用い、可能な限りの手法を用いたが、最近骨抜きになっていたので心配していた。大学が消失しないための対策であろうが、学科盛衰の典型として後世の参考となれば幸いです。 一方、東京大学の入試要項で、入試科目はある程度選択できるが、数IIIまでの数学と物理、化学、生物についての一般教育科目が物質を中心に実施されるので既習するように指示が書いてあった。最高学府の教官群の卓越した見識や使命感に感心した!材料は人が使える物質であるが、人類の歴史を象徴する全ての分野の基盤技術である。このため、時代のNeedsに合う材料分野の人材育成は、大学院や隣接学科群、他機関、東京大学の一般自然科学教育で、しぶとく生き続ければ幸いです。なお、世界史的視点では、節度ある健全な大学組織は千年単位で継続されるので、建学の源泉が大発明である優位性を生かせば、千年単位で続く、必要とされ社会を支える総合大学となりえると確信している。
- 2001/04 - 2016/03 東海大学 大学院 総合理工学研究科 -教授<主査・主指導教員資格>(短繊維分散GFRP強靭化; M.C.Faudree准教授 <東京都市大学>の論文博士を主査として執行。大学院生群の活躍により、Materials Transactionsへの投稿件数のTop classを定年前の数年間達成。ひとえに、院生の努力と建学由来の気風や、実現した院生群だけでなく、350名の歴代OB群の努力が、これらを達成させ、彼らの社会での活躍も裏付けている。なお、仏国INSA Lyon大学で神田昌枝PhD.取得に外国Prof.資格認定された審査員として厳格な審査を実施。同時に、仏国が世界に誇る透明性の高い欧州の学位制度や審査員資格制度・教員昇格・育成制度を調査した。神田PhD(NISA Lyon)は、英語はA、それ以外はS評価の最優秀な成績で突破。東海大で非常勤講師やJSPS-PD特別研究員を経て、中部大学講師(宇宙航空理工学科・超伝導関連研究所併任)に就任。2021年度より准教授。
- 2000/04 - 2016/03 東海大学 工学部材料科学科 教授(2000-2016)<学士審査・指導・講義資格>:**研究指導分野:(航空宇宙材料・医用材料・超音波素子用PZT疲労回復・延命処理、高分子(PTFE, PC, PU, PA, PMMA, Epoxy-CFRP) / 金属(Al, Cu, Ti, 18-8 stainless steel)や異種高分子の接着、CF-plug補強CFRP/金属(Ti & Al)接合、CF-plug補強Al/Ti溶接)。 ---講義は学生の自主復習時間を3時間以上となるように、開始10分程度クイズを行い工夫した。OB群に関しても納税を含む精一杯の社会貢献のみが、唯一の教育的効果と定義しており、ご両親には及ばないが教員が心底喜べるOB諸氏の手柄話を楽しみにしてる。仁義礼智信を高めた研究室の卒業生や出入りした研究者・技術者は、350名を越え、安全保障も含め直接・間接的な付加価値発生や、納税額で社会に貢献しております。具体的には、教育者や企業家が各10名以上、役員・本部長・技師長・主幹研究員も続々と輩出中。現代文明論から始まり、研究指導(350名各学生に学会発表だけでなく、論文公表も目指した)で終わる大学教育を完成させた。[学生の社会貢献の成功] = [考え方]x[熱意]x[努力]であることを実証した。 ”ScienceはConceptsだ!”と利根川進MIT教授がノーベル賞受賞時に言っていたが、約40年間で実施した研究は、材料物性学や物理化学を用いた材料開発を行い、技術や科学の種である新しいConcepts(Amorphous材料のRandom化、急速凝固過飽和結晶合金の高速時効強靭化処理、Crメッキの水流表面超硬化処理、Quenching free高温超伝導材、脆い高温超電導微小圧力効果、He dry研磨、EB照射によるPZT焦電材料や高温自己修復タービン用Ceramicsの長寿命化、さらに、シリケートガラス、GFRP、高分子、炭素繊維、C/C composites、CFRP、CFRTPのEBIによる強靭化、SmFe磁歪材料の高感度化、高分子/金属と異種高分子間接着)を創造することを心掛けた。金研鉄鋼材料学講座の先輩の名工大の宮崎教授・副学長が金属学会会長の時、いつも他研究者と異なる多様なテーマであることを褒められ、気が付いて頂いてくれたことが、JIMでの最高栄誉としている。
- 1986/04 - 2016/03 東海大学大学院工学研究科金属材料工学専攻教授(1996-2016: 教授<修士審査・指導・講義資格>) (病気や家庭の事情でない限りは、院生全員が博士審査会開始基準を越えた研究を目標とし、学会や国際会議だけでなく、殆どの院生が国際学術論文を公表した。50名を越える大学院生群の活躍により、J. Japan Institute of Metals (J.JIM)への投稿件数が五連覇や、大学院奨学金変換免除を獲得した。 ** :これらは、ひとえに、建学の原点が大発明からくる志や、院生群の努力がこれらを達成させ、大学院設置基準に沿った大学院教育を意識することで、この程度のことは達成できることに気が付き、実践した。)<鈴木恒則・内田晴久・利根川昭、森下忠衛・小栗和也各博士も含む本研究Uniteだけでなく、高山研究室、太刀川・山田教授研究室、内田・松村研究室、川崎研究室、三林研究室等の同志的結合に励まされる学術活動のおかげで、地方国立大学と旧帝大の間程度の国内外の材料系研究Activityを維持できたことは、望星学塾や建学時の志(希望の星の方向)に近づいた気がした>。
- 2012 - 仏国立リヨン中央大学 大学院機械系 招聘教授(The First Class相当):日仏セミナー運営でお世話になったコンコルドの材料技術責任者であったGobin名誉教授(INSA de Lyon)に続き、親子2代でCNRS研究員も兼務し、エアバス社と研究活動しているM. Salvia准教授と、航空宇宙技術を中心とした複合構造材料の共同研究で多くの業績を国際的に公表。学生大部分が修士修了し、D1で研究実績から適正者が残留する博士制度の仏国研究者教育は、教官の分野別全国統一評価制度と伴に優れており、文部科学省も学位審査制度を参考としている。一方、国立大学だけで技術者が足りず、品質管理者数が不足ぎみと感じた。これに気付いた日本の文部関連指導者群は、研究者・技術者の減少を防ぐため、御茶ノ水や奈良女子大学に工学部を設置。大和撫子に期待したい。
- 2009 - 仏国立リヨン応用理学工科大学 (INSA de Lyon) - 誘電材料研究所 - - 招聘教授(The First Class Prof.): 潜水艦の高感度Active sonar開発後、教授となり研究所長に就任したGuyomar教授と、Ecole Centrale ParisでPhDを取得した湯瀬准教授のGroupとSenser & Actuator材料(水素吸蔵合金粉末分散シリコーンゴム/金属箔バイモルフ構造Actuator)を開発し、論文公表。文部科学省長期海外派遣奨学制度に合格した神田昌枝修士を派遣。彼女は研究室の誰よりも早く実験を開始し、誰よりも遅くまで頑張り、日夜研究した結果、”PUの薄膜生成・Graphiteナノ粒子均質分散複合化・電子線照射の最適条件による高電歪化の研究成果”で、2年9ヶ月でPhDを取得(Goodの英語力以外の全てがExcellentで合格)。神田PhDは、東海大で非常勤講師やJSPS-PD特別研究員を経て、中部大学講師(宇宙航空理工学科・超伝導持続可能エネルギー研究所併任)に就任。2021年度より准教授(14.07RGS-Top40%less-academics)。
- 2008 - 仏国立サンテチエンヌ鉱山理工科大学 アラン機械材料研究室--- 招聘教授(The First Class相当):(Vatrin教授と高分子材料への吸水作用を研究し、公表した。)ナポレオン3世が設立した伝統ある国立大学で、最新鋭のEBSDと30代で教授昇格が期待されているバリバリの女流准教授が操作し、注目すべき研究を公表していた。時差ボケもあり、朝は朝は2-4時頃から研究活動を開始し、2時には切り上げて、昼食がてら、仏語が通じる妻と、戦後復興時に視察に来られ、東京工業団体連合会会長の岳父を伴い、昔鉱山で栄えた美しい町を徘徊した。 当初、事務職、技術職や熟年教官と同様な生活styleでいた。ところで、夕方は5時で皆帰宅するため、初日、大学構内に閉じ込められた。まさか、仏まで来て、第一日目に塀を乗り越えることになるとは思いもよらなかった。ところで、国際的に活躍している元気な教官群のように、朝4時頃からから研究を開始することにした。東海大学に戻っても午前中に研究活動をするようにしたら、効率が高まった。<論文公表:Effects of Electron Beam Irradiation on Impact Value of Carbon Fiber Reinforced Thermoplastic Polyetheretherketone, by Y. Nishi, H. Takei, K. Iwata, M.Salvia, A. Vautrin: Materials Transactions, 50(12) (2009) 2826-2832.>
- 2005/04 - 2006 東海大学 工学部材料科学科(就職後を考慮し、金属材料を中心に無機・有機材料の授業を加えた。航空宇宙構造材料、超伝導機能材料、総合的な材料技術者(JABEE)の3コースを設け、在学生が学習目標を立てやすく、高校生が志望しやすくした) - 学科主任 (大規模大学の欠点を補強するためのチュター制度を模範とした指導教員制度は、4年卒業研究・3年プレ卒研・2年専門英語ゼミとの連動で充実していたが、”1年生も年30回の導入ゼミで教員と接触する制度”の合意に漕ぎ着けた。現代文明論のReport審査も1年生指導教員の毎週の業務に出来れば完璧だった。これで、JABEEモードの学生教育体制を補強・充実させ、地方国立大学が模範とされる程度の大学教育となるまで磨き上げる手法を完成させた。さらに、センター試験2次募集で集まる学生は、高校までの科目の習熟度が高く、両親が高学歴である可能性が高いと仮定し、学科のHome-pageに日常の研究業績を用途を強調して正確に表示した。その結果、高偏差値の学生が集まり、定員割れを防げたことは後世の有志に残すべき知見である)
- 2000 - 2005 東海大学 未来科学工学研究所, --- Project Researcher: ScienceはNew concepts創りなので、材料やその製造方法の新概念の構築を試みた。(どちらも最近基盤Aの科学研究費を取得しているが、マイクロ波エネルギー輸送を中心とした技術開発の起業家川崎繁雄JAXA名誉教授(当時准教授)や、Medical sensorで世界をリードしている三林浩二東京科学大学教授(前東京医科歯科大学教授・副理事・元学長補佐、当時准教授)と刺激しあい、気力を蓄え、社会に役に立つ医用工学や航空宇宙関連の研究を心がけた。17名以下の大学院設置基準ぎりぎりの大学院生群は金属学会誌に5年連続で本研究室の多様な投稿の件数を日本一に引き上げ、大発明が建学の原点である東海大学の研究を活性化した。)
- 1990 - 2005 鷺宮製作所 技術開発部 外部技術指導員 (1990年頃ー2005年頃)(青木部長ー金子俊夫課長を中心に生産技術の開発に関与した。なお、鷺宮製作所の立志伝中の初代社長は義父が名誉会長の東京工業団体連合会の初代会長)
- 1995/04 - 2004/03 東海大学 大学院 工学研究科 金属材料工学専攻(博士課程) --- 教授<博士審査・指導・講義資格>: (「EB防曇処理」について、公聴会に耐えられる可能性が高い小栗和也東海大学修士が論文博士を東北大学で取得(主査井口泰弘教授、副査として参画)。同時に当時材料系研究力世界一と国際評価されていたこの機関の学位制度を研究した。これを参考として、文部科学省大学院設置基準を越えた審査員団による学位審査により、主査・主指導教員として「低ノイズ高感度Fe-Pd磁歪素子」で矢部博士、同様に、「Silicate glassesのEB強靭化」について岩田博士を誕生。いずれも国際学術誌や受賞するだけでなく、JSPS特別研究員も経験した。矢部博士はMIT研究員を経て、テフロン(PTFE)関連研究についてデュポン系列企業で社長賞の常連となり、岩田博士は先進的なCrメッキと溶射の事業で大車輪で活躍している)。
- 1993/04 - 2000/03 東海大学 工学部金属材料工学科 教授(1993-2000),(大学は講師以上の教員数は東北大学と北海道大学の間位で、文系と理系の比は1:2で京都大学の比に近い)。 工学部はこの時期、企業家や役員の輩出数は日本の工学部中Top5。 * 専門は相変態論や物性工学を中心に講義。卒業生と受験生の動向を考慮し、超伝導・機能材料コースと航空宇宙・機械材料コースを設置した。さらに、日産でデイトナ24総合優勝監督となり、4.8/5.0の驚異的講義評価と実践的指導で学生を魅了し、ルマン24で東海大OB群に誇りも感じさせた林義正教授(康井副工学部長が招聘)の協力を得、広報活動だけでなく、特別講義の充実にご協力いただいた。一方、鈴木恒則先生にCAI物理を開発頂き、大学評価委員会の康井委員長や工学部改善委員会の岡部委員長の協力を得て授業アンケートを実施し、工学部授業改善集会を企画し、工学部全教員の評価が3/5を越えたので。材料技術者(JABEE)コースの準備を始め。授業料の安い国立大学以上の外部評価に耐える魅力があり質実剛健な学部・学科になるように心掛けた。
- 1980 - 2000 東海大学- 産業科学研究所 -- 研究員(併任):<隼の整備師やパイロット万年筆を経て飯田精密加工技師や、短納期で東北大金研並みのガラス工作可能な高橋技師の存在は、独創的研究を行い易く、高速研究の条件が配備されていた><平山所長を中心に水シンポジウム(代表:故真下教授)や超伝導プロジェクトを実施し、後のSASや高度物性評価室の発展の基礎を築いた> <世界に冠たる日本の愛社精神で、資金や許認可が無くても実現可能な学校法人の志の補強(大学教育や世界基準での最低限の研究公表(42.09RGS is 97.5% higher than that of-academics, 20st May. 2022)・根本的な就職指導・適切で広範な入試広報・健全なOB会活動)を心掛けた。>Japan sheet plazumaやプラズマ電力イオン源を発明した高山教授・核融合研究所元所長(研究活動の精神的支柱)、地震予知連絡会議初代議長で地震計の金属材料について意見を求められた浅田教授、夜中まで熱心に研究する連帯感で繋がった鉄道総研の中山教授、研究推進委員会で薫陶を受けた元東大機械の浅沼教授、東海大超伝導会議議長として気使を戴いた東大物性研元所長の中嶋物理学科主任教授、大型Siウエハー中に発生した巨大双晶を見せられ、反射型電顕を寄贈頂いた武蔵野通研の小野教授、研究面で種々の気遣いを頂いたNTT厚木研究所所長の吉田開発工学部長に知遇を得た。 さらに、東海大学の研究支援の要として頑張っていた川副護先生・現場主義で研究支援体制を構築し、予備校から一目置かれる程度に卓越した基礎教育についての見識と実行力を持った本間隆雄教授や、歴代課長や事務職・技術職のお世話になった。助手・講師時代は常識に捕らわれず、皆が気が付かない研究のみを心掛けた。勿論、父兄や学生に対する大学教育の品質保証の観点から、文部省管轄下の私立大学なので、大学設置基準を基とした、文部省視学官の学者の目安(5年間で著作が1篇以上)をこえるように研究した。講師の時は学士指導資格の目安(学術論文2年で1報以上:高専専攻科学士指導資格)、助教授の時は大学院指導資格の目安(父兄や学生に対する大学教育の品質保証の観点から、学術論文3年間で8報:大学院設置基準準拠の視学官の判例)を越えるように心掛けた。大学教員は免許がないので、絶えず自分を磨いていかなくてはならないと肝に銘じた。
- 1994/09 - 1995/03 東北大学** 金属材料研究所-客員教授 <金属系は、材料研究分野で世界一と評され、四半世紀に渡る第2期Golden Ageの最中> (鈴木謙爾所長の研究室と交流を持ちながらインテリジェント材料の研究を開始。)現代文明論の資料収集のために、辞令発布者であり、光Fiberの発明者の西澤潤一東北大学総長・学長に面会し、橋本教授(元体育学部長・現MIF理事長)や、史料編纂室の高橋女史と一緒に、重義先生周辺に関連する在学中の情報収集に協力頂いた。特に、重義先生在学中に再建した、柔道場に掲げてあった三船十段と重義先生の古びた書を拝見できて、青雲の志の片鱗を垣間見れた。
- 1985/04 - 1993/03 東海大学 大学院工学研究科金属材料工学専攻: 准教授・工学部金属材料工学科助教授(85A-94M): <Amorphous合金の物性を自在に均質制御できるRandamization処理に成功。さらに、高圧の専門家群が全く思いつかなかった高温超伝導酸化物に関し微小圧力効果を発見し、夫々Physical Review-BやJ. Applied Physicsに掲載。> 西研究室では、創学グループに散見される”ピンチをワクワクしてチャンスに変える人物育成を目指し研究指導を中心とした大学教育を試みた。大学先進国の独や仏の教授資格水準を越える教授になれる研究力や大学教育力を発揮できるように心掛けた。 一方、助教授時代、高温超伝導ブーム開始直後の次の年の4月に、超伝導線材製造方法のTachikawa-methodで実用化した太刀川恭治教授(達郎総長が招聘)が就任。第一回超伝導国際会議でGold Medal受賞し、材料分野で、四半世紀に渡り学科の国際的な学術的地位を旧帝大から地方国立大学の間程度に決定的に高めた。勿論、東海大学で研究・教育を充実させることに先生が力を発揮するように工夫や援護支援した。一方、早稲田で外部資金獲得2位の金属系学科が、この時期前後に消えた。どの大学も金属学科の定員割れの危機が常態化していたので、入試広報職員の活動にも積極的に支援した。さらに終始一貫して、独創技術が起源の日本唯一の総合大学が持続可能になるように支援した。
- 1982/04 - 1985/03 東海大学工学部 講師(学生を激励し、チャンスを与え、夢中にさせる大学教育を目指した。)(土井晩翠が二高退職直前の担任であり、山下大将の副官で、戦後は石油井戸をリビアに採掘に行ったが、井戸を掘り当てて住民に感謝され革命が起きたがカダフィに助けられた経験のある菊池就職部長(土木工学科教授)が上場会社就職2000名越えの進軍ラッパを響かせ、日の出の勢いで就職が改善された。そこでさらに就職後の活躍度が工学部では話題になった時期。) 工学部 金属材料工学科:学生を大切に育てる意見が通りやすい学科内では、学科の認知度を高めるために、金属学会で学生・院生を発表させた。さらに、“勝っても驕らず、負けても怯えず”を配慮した質実剛健の気風を感じさせ、いかなる就職も可能と感じさせる大学教育を目指すことに共鳴する大学人群と協力した。特に薄っぺらな私闘(権力闘争)を好まず、健全な愛社(校)精神を培うことに心を砕いた。なお、講義については、材料の技術者を目指した自分自身が、聞きたかった講義内容を心掛けた。 *<Nb3Sn急冷凝固超伝導合金研究を立谷雄一修士と開始した。日本の10大発明”Suzuki Effect"の鈴木秀次東大名誉教授の推薦でRQ4国際会議で招待講演し、パネラーとして参加した。Amorphous材料の講義を日本で初めて開講した。固液界面Energyの算出に成功し、高山先生が奨励したPhysical ReviewBに投稿したところ、英文以外は褒められて受理された。研究指導では、創学グループに散見される”ピンチをチャンスに変える。すなわち、困難なことに直面したら、ワクワクして対策を講じ、実行していく可能性が高い不撓不屈の人間育成を目指した。金属学会で文部省科学官も兼任されている博士指導教員の増本教授より「君の学生は優秀で、仕事ができることが話題になった」と生まれて初めて褒められたので、何らかの効果があったのかもしれない。さらに、定員割れ学科に危機が迫っていたので、入試広報職員の活動も支援し、独創技術が起源の日本唯一の総合私立大学も持続可能な方向で支援した。
- 1984 - 大阪大学 溶接研究所 客員研究員(奈賀正明助教授<現阪大名誉教授>に招待され溶接研究所に滞在した。)
- 1977/04 - 1982/03 東海大学 教員 <工学部>(現代文明論から開講する東海大学は日本の十大発明”高音質・長距離・多重無装架ケーブル通信方式”を起源とし、日本の技術者(電気情報技術者)の3(5)%輩出する日本唯一の総合大学。松前重義博士が試みた、“覇道が闊歩する濁世を改善する手法”の研究を志し、「殻は作った。あとは中身を入れてくれ」との総長訓示に共鳴し、おかげで雑音に惑わされず頑張れた。この時期、柔道の山下選手は2年生、原選手は新入生で、医学部の完成年度時期であり、私学助成金が4位に躍進していた。東海大学野球部が日本一の次年度で、優勝監督が交代。しかしながら、原辰徳選手を東海大学に入れた効果で、スポーツNewsで首都リーグの東海大学が必ず取り上げられるようになった。野球の実力No.1の東海大から、大学全体を人気の東海大学に変換させた組織力と実現力(手際)に舌を巻いた。同時に、優勝監督の組織人としての強靭な武士としての心構えや愛校精神に感動した。これこそ、戦後最も成功した大学とのマスコミの噂の理由と確信した。) ***工学部 金属材料工学科 (小説”独創の系譜”より、TITを拡張する際にYagi antennaの八木秀次学長がKS鋼発明者本多光太郎博士に要請し、派遣された河上益男教授が、TIT退官後、東海大金属材料工学科と熱処理協会を開設。本多精神の研究第一主義の片鱗は、TA制度や卒業研究至上主義に見られた。後のJABEE認定にこれらの歴史的特徴を生かし、東海大学の創学の原点や理想に繋げ、極めて高い外部評価を得た。チャレンジ精神豊富な院生群は、社会で充分に活躍できる潜在能力を感じた。実際、更に専門力や人間力を究め、Honda、リコー、NEC、東芝、IHIを始め、多くの企業家・技術系役員・事業本部長・技師を輩出している。なお、就任当時、学科教員群は坊ちゃんの旧制松山中学の雰囲気で非常に面白かった。学科開設初期は電電公社で20代の研究で総裁賞を2度も受賞した松前達郎教授も大学院設置前後に関与されていたが、九州東海大学学長や情報技術センターを中心に総合研究機構の責任者として社会貢献を担っておられた。) *2名しかいない助手のレベル世界一を目指す。Spinodal 分解の矢島悦次郎教授(名工大名誉教授・東北大金属工学科佐藤知雄教授研究室助教授)と、情報収集力・実現力抜群で卒論を仏語で書いた中川修士と研究を開始。中川修士発表時にOB内田裕久PhDの質問が適格で、卒業生の多様な可能性を感じた。トヨタ第5技術部に就職した青柳修士は排気触媒を実用化し、300名の同期生中Topで係長に昇進、研究室OB活躍の口火を切った。井上(中部大教授・SSH発案)・舘(熱処理事業とコンサルタント)・三ケ木(投資家・NEC)・原野(NEC)・五十嵐(Canon)・甲斐(リコー:P.M.)・立谷(東北金属)の大学院生群は、就任6年目新潟大学でのNKGで、私学No.1の発表件数達成。学生を就職先が認知。卒業研究時間が1600h以下でA評価とテーマ設定。即戦力だけでなく、Stanford教育の暗黙知と同様な最低40年間、優位性が続く人創りの大学教育を目指した。如何なる体験も頑張れば後に生き、"若い時は苦労は買ってでもする"等、企業体験・知識を学生指導に充分に生かした。OB群はJapan As No.1の一翼を担った。
- 1977/06 - 1982 早稲田大学 鋳物研究所加山研究室共同研究< 東北大学金属材料研究所にFilament casting法を見学に来られ、担当者として対応した早稲田大学理工学部の加山教授と鈴木博士院生と、回転振動法粘度計による粘性測定を中心に、早大鋳物研究所で研究技術交流した> 非常勤研究員<暖かい加山延太郎教授を中心に, 鈴木克美(職業訓練大学校名誉教授・技術師)、木口昭二(近大副学長・現名誉教授)博士課程大学院生に代表される大学院生群と研究ゼミ交流をした。ロールス・ロイス航空宇宙材料センター長を経て、現在NIMS特命研究員の原田広史工学博士や、ISTECの塩原融工学博士が交流した著名人材である。さらに、中江教授や藤森教授の知遇を受けた>
- 1973/04 - 1977/03 (株)日本高級金属株式会社 研究室 研究員(1973A-74M,76A-77M)・非常勤研究員(1974A-76M):特殊鋼を中心にCu,Al,Mg, Co, Ni合金の航空工学・精密機械用精密鋳造、石油プラント用遠心鋳造、製紙用特殊カッター合金シェルモールドで、創業者は帝国海軍で構築した特殊鋼を中心とした精錬鋳造技術を温存し、戦後復興と人材育成を目指した企業。小林一典東大生産研教授と佐々木Cadic社長は直弟子であることを誇りとしていた。椙山東大教授や太刀川東大助教授(東海大名誉特任教授)から、社長が一世を風靡した独逸式製鋼法について話を聞いた。早稲田大鋳物研究所に奨学制度があり鈴木克美職業訓練大学校名誉教授が早大博士課程の時に取得。牧口NIMS筑波支所長から敗戦直後の大学院生時代に、米軍に接収されるより次世代技術者教育に使うために海軍の設備を横須賀海軍工廠から早大鋳物研究所に西技術大佐の指示で運んだ思い出話を聞いた。) *社会のNeeds、SONY-CDIの戦略会計、第一回Deming賞(中小企業部門)受賞の岳父の知見を参考にQC、Lisence契約を含む工業所有権法、工場設計、アーク電極電気製鋼を体験。拝金主義のバブル時代の直前で、"人は虚栄の夢深く”の時代であったが、従業員や社会への貢献を考え、渾身のエネルギーを込めて頑張った。工場にいる時は、操業開始1時間前に工場内を見回り、準備している社員と挨拶を交わしながら、問題点を聞いて回った。いくつか解決すると、自然に相談が入り、複数の数千万単位のVAを達成した。労働組合集会で、1人で吊るしあげられる予定だったが、誠心誠意、率直に話したら、従業員諸氏と心が通じた。この体験は、企業で得た最高の宝。一方、覇道が支配する企業社会の矛盾に戸惑う時に小谷野三郎弁護士に苦悩する心を救って戴いた。ほんの僅かの機会であったが、生涯を懸けて真心を有するが不遇な人々の心を救う志が芽生えた。物造りから、大学教員になっても、学生指導を中心にこれらの体験は生き、如何なる体験も頑張れば後で生き、"若い時の苦労は買ってでもする"や、"人生に無駄無し"を体感した。 **東北大でのErriot教授の鉄鋼精錬を受講後、新型ステンレス鋼合金の日米技術交流に参加した際のMIT訪問時に、技術提携先のNicorows社長と伴に、松本助教授(東北大金研)が千二百°Cの低い温度で鋳込める鉄系Rheological castingの研究を見学した後、FlemingsとErriot教授と昼食をとりながら、研究開発中の極低炭素・窒素30Cr2Mo-Ferrite stainless steel精密鋳造品の精錬技術についてErriot教授と意見交換。さらに、完全リサイクル材の18-8ステンレス鋼部品が千円/kgの時代において、材料で作成したバルブ部材を五千円/kgで売れ、高付加価値特殊鋳造材の実用化に日本で初めて成功した。
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- 2019/04 - 現在 東海大学 名誉教授会報 編集委員会 委員 (編集委員長2023 Oct.-): 多種多様な意見や分野を包含した見聞が広がり、含蓄ある内容が多い。編集後記では、3年連続して筆者の往年の佇まいや、自分の体験を思い起こしながら書いた。
- 2018 - 現在 松前国際友好財団(MIF) 外国研究奨学者選定委員会委員<2021-23年度議長> 独のフンボルト財団の志に感銘して、戦後復興後日本初の国際奨学機関で、外国人奨学研究員選抜を6名の審査員で担当
- 2008 - 現在 日本科学技術財団 日本国際賞 推薦人
- 2004 - 現在 ロイター社 World University Ranking 評価者(Academicsとして)WUR創世当初より評価委員をしている。当初、東海大建学時から積み上げ20世紀末における大学機構・体制が二百位台の国際評価がなされた。講座制を撤廃した医学部、特任Native教員中心の外国語教育センター、衛星画像利用の魁となった宇宙情報技術センター、クラーク博士が成し得なかった洋上大学等が高評価と推定。これらの成果も加わり、大発明が原点の総合大学に勤められ誇らしかった。自分にとっての重義博士提唱の同志的結合の一例として、国際評価にいかに寄与するか真剣に考え、高山・太刀川・林義正先生に励まされながら日々実行した。
- 1989 - 現在 Editorial Menber of J. of Adv. Sci.(Original planer of SAS)
- 1984 - 現在 稲盛財団 京都賞推薦人
- 2004 - 2015 日本AEM学会誌 幹事(第2回SMEBA国際会議(東京)Chairman)(第3回SMEBA国際会議(韓国) Horner Chairman)
- 2013 - 2014 東京医科歯科大学 生体理材料理工学研究所(文部科学省から研究所の存在の妥当性を問われた。このため、大学院設置基準よりさらに国際性を厳格にした教授の任期制を実施。10年もせずに世界有数と評価される研究所へと変貌した。診療業務を抱える医学部や歯学部でも影響され、結果として大学全体がSuper-Global大学に指定された。委員会で歯学部長に「総合診断で、大事なところは歯科医師の教官が行い、歯学部5・6年生が実習指導を受ける丁寧な実習制度は非常に感銘を受けた」と話したら、我が意を得たりと思われたようだ。歯科医師の原点から、おっかなびっくりでも、町医者よりも丁寧に治療する様子は、まさにActive Learningの手本となる総合的大学教育である。) 運営諮問委員会 委員 (構成員の志や気概と、積み上げた努力が”潜在能力ある研究所を目覚めさせた。快なり”。大学活性化の勘所を会得できた!!)委員会で歯学部長に「総合診断で、大事なところは歯科医師の教官が行い、歯学部5・6年生が実習指導を受ける丁寧な実習制度は非常に感銘を受けた」と話したら、我が意を得たりと思われたようだ。歯科医師の原点から、おっかなびっくりでも、町医者よりも丁寧に治療する様子は、まさにActive Learningの手本となる総合的大学教育である。大学改革は大学本来の使命や機能に関する健全性に尽きることを確信した。大学改善活動の成功例に関与でき、"清々の旗、堂々の陣"であるべきとの思いに沿ったもので、気が晴れた。9th,Oct.2022報道-TITとTMDUの統合開始で世界Top研究大学目指す)
- 2000 - 2014 未踏技術協会(インテリジェント材料フォーラム) 幹事(再生医療を考案し、成功した岡野・大和先生の黎明期から成長・発展・活躍する時期に第3者的に見ることが出来たことは幸運であった。「Low tech.のご飯に、High Tech.のふりかけの感覚で、研究開発すると成功する確率が高い」と提案。)
- 1991/04 - 2012/03 東海大学 現代文明論委員(1991?-94?)<この時期、東海大学の工学部OB(日本の技術者の3%、電気情報技術者の5%輩出)の社会での活躍度は、企業家や役員数が5位前後であった。建学祭に呼ばれたアーチストがほとんどメジャーになっていることからも、時代を掴むことが上手いOBが多い印象であることを伝えた。>重義先生は8番目の帝国大学設立を試みたように感じ、代替わりした松前達郎総長は、その基盤に立ち持続可能な総合私立大学を目指すように見えた。その思いを現代的に伝えることを試みた。* *講義担当委員:東海大学は現代文明論を教育体系の中心と設立時に定義。橋本・難波・沓澤・元田・松本教授や、学園史料編纂室高橋女史の協力の下に学生数千名に年数回講義。内容は世界の現状と学生の可能性と心構を述べた。大学設置基準改正前は、広分野の現代文明論講義は担当が困難と感じたが、建学の理念は重義博士の青雲の志を中心に構成し、時代背景や身近な問題に対応させた。一方、”知の有機的結合”は社会のニーズであり、苦労して成功(=[考え方]x[熱意]x[努力])したOBの多くは、この“世の為、人の為”という考え方や熱意の重要性を認識。一方、旧帝大こそが同様な講義が必要と気付き、真剣に考えているJABEE審査員もいた。敗戦の大きな原因である軍国・戦後教育の変革を旧帝大に提案したが、学園紛争まで聞く耳を持たなかった。そこで、世界観・歴史観・人間性を考える現代文明論から教育が始まる東海大学を設立したという創学の志を僅かに叶えた。なお、数10万名に上る現代文明論を受講したOB群の企業家大学ランキングは7位、上場企業家数はSUTやTITを上回る25位(2023年度)。
- 2010 - 2012 東京医科歯科大学 生体理工学材料研究所 任期制教官再任評価委員会 外部評価委員<大学院設置基準よりも国際性を厳格にした基準(3年間でImpact factor付国際学術論文9報が目安)で教授再審査を実施。「不満は出ないのか?」尋ねたところ評価委員長東教授から「税金を頂いているので当然です!」と言われ、意気に感じて評価活動を実施した。教授は全員見事に再任されただけでなく、東大等他機関に転属して専任の2/3が入れ替わり、僅か数年間で世界有数の研究機関に輝いた。自分のLife styleやpotentialに適合した人材流動化は,知る範囲では転属先の活性化に繋がる場合も多かったと聞いている。困難と言われる大学教官研究活動の活性化のための組織改革であっても、国際的研究者である大学院教員群としての矜持のみで、財源不要で「為せば成る!」ことを実感した。少子化時代に輝く大学はかくあるべきであろう。理由もなく領収書を公開できない特別公務員である国会議員がいる国であっても、国立大学法人で清涼な運営を実施しているTDM大研究所の準公務員有志群の尊きに敬意を表したい。>
- - 2012 弘前大学 教授候補審査外部評価委員
- 2011/05 - 2011/07 仏国立リヨン工科大学 博士学位審査委員会外部委員(副査):仏国の博士指導・審査制度・教員資格が公正さを目指す制度であることを理解できた。博士指導資格は教授(教授、教授国家資格認定者により質を保証)と准教授(研究実績からすると日本の助教・講師・准教授に相当するPhD.)の何れか2名であり、学生に丁寧に指導する場合が多く、同時に若手教員の育成にも力を入れている。教授国家資格は、仏国のTop academicsにより確認された当該分野准教授の実績の順位付けと、学位審査経験数により主に決定する。指導教員が質の保持のため外部機関の学位審査資格者6名が審査にあたる。指導教員2名が審査に立ち会うが審査員ではない。主査は、他機関の所長クラスが行い少しでも公正を保つ努力がされていた。なお、この制度は、最近、日本の各大学院への文部科学省(国際的高度研究の伸び悩みに対する対策か?)の教育施策の参考としている。
- 2010 - 東北大学 工学研究科 金属加工学専攻 博士学位論文審査会 外部審査委員 (東海大学院生を守る観点から、Drコース制度が文部科学省に査察されても問題ないように学位審査体制を研究した。その際、厳しい公聴会に耐えうる学識がある小栗和也非常勤講師(現教授)に東北大学で論文博士を取得させ、制度も調査した。主査は井口工学部長・工学研究科長。
- 2005/04 - 2007/03 2005:Senator of Japan Institute of Metals (JIM. 2005-present)
- 2004/04 - 2006/03 日本金属学会 Materials Transaction編集委員、(会誌編集委員会委員)
- 2006 - "Co-Chairman" of the France-Japan International Seminar on Intelligent Materials and Structures (2006: Nice, 2004 Yhel, France)
- 2004 - 2005 東海大学 "常任教務委員":材料・機械JABEE審査のために就任:非公式な現地審査評価では、当時、研究力世界一と評価された東北大金属系に次いで僅差で2位を占めた。教員/学生数比率は1/40で、1/10の国立の1/4の研究指導力であったが、太刀川教授の加入もあり研究力は私学Top classを維持。<論文公表:宮澤靖幸、西義武,東海大学金属材料工学科における専門実験科目の授業改善活動、J. Jpn. Inst. Merals 65(2001)811-814.> さらに、大学教育は、建学の核である現代文明論、英語Communication力を付ける外国語教育センター、鈴木恒則教授が開発した、観察も含め面白く、着実に学力を高めるCAI視聴覚物理教育群、さらに、心苦しかったが、夏休までも返上し、多くの教職員が尽力を尽くして頂いた資料整理等も含めた教育体系全体が評価されたようである。教務委員の経験や知識がなかったので学科教務は竹内工学部長・瀬戸主任教授・宮沢指導教員幹事が支え、工学部教務委員会ではOBの松村義人原子力教務委員に支えられた。総長・理事長・学長・工学部長・教学部長から末端の教職員に至るまで"一致団結すれば、並ぶもの無し”を組織的に体験できた。特に、天の時、地の理、人の和である。大学人全員に感謝!歴史が示唆しているように、私闘・私怨目的の法家万能主義でなく、学生、保護者、国民、教職員全員の未来を暖かく見据えた法治主義と、日本の大学教育改良の志から派生した建学の原点への回帰が成功の勘所である。
- 2005 - インテリジェント材料ー構造日仏国際会議 "Chairman" of the Japan-France International Seminar on Intelligent Materials and Structures (6th JFISIMS: 2005Tokyo):Intelligent材料の柳田東大先端研初代所長・名工大学長に招待講演頂いた。総長の助言と、高山・太刀川・林義正・福永俊晴・内田裕久教授群の協力だけでなく、大学院生群・湘南事務責任者群・SASと家族の支援で爽やかな運営が行われた。
- 2005 - "Chairman" of the 2th International Conference on SMEBA, (Japan Society of AEM, Tokyo)
- 1992 - 2001 東海大学 湘南校舎 大型機器利用運営委員会 委員(委員長:1998-2001):大型機器の共同管理・運営(TA制度や安全管理を含む)を目指す。達郎総長の意を受けて田中学長から大型装置一括管理機構を創るように命をうけたので、内田晴久・松村・浅香・利根川・岩瀬・沖村・宮沢・小栗先生と平井・宮本技師の情報収集と活躍でTEM, TOF-SIMS, EPMA, ESR, XPS, EBSD, XRD等の大型装置群を保持する高度物性評価室を設置。「当年の費えといえども後世の頼り」を心掛け、ライセンス制度や安全管理教育制度も確立。(論文公表:淺香隆, 葛 輝子、内田晴久、利根川昭、宮澤靖幸、渋谷猛久、木村英樹、西義武、東海大学湘南校舎における理工系学生を対象とした安全管理・危機管理教育、J. Jpn. Inst. Merals 65(2001)823-826.)
- 1985/04 - 2000/03 東海大学 研究推進委員会 委員 :(大型機器の導入・審査、教員学位取得・研究業績向上支援)<教室会議で、故百瀬先生から、「本当に研究推進する研究推進委員である」と、珍しがられたが、”栄誉”なことと感じた。>
- 1996 - 2000 東海大学(大学評価委員会委員(1996?-2000?)<授業アンケート制定、業績評価制度制定、工学部教育改善委員会設置:工学部改善活動で教員全員が3.0/5.0評価以上になったので、JABEE受信を決定>”上杉鷹山”の「為せば成る、為さねばならぬ何事も、為さぬは人の為さぬなりけり」の格言を実感した。東海大学設立の原点と新制大学設置方針の共通性や、世界の大学制度と大学教育の問題点と対策を考える良い機会となった。八王子セミナーハウスにおいて、北陸先端科学技術大学の慶伊学長に、大学改革の要諦を、短時間であったがご教示頂いたことは幸運であった。個人的には、大学評価委員会では、千年続く総合大学制度を目指す施策を考えた。) 工学部評価委員会委員:大発明が設立の源点である工学部の改善委員会では、国立大学並みの学部、国際的に活躍する学科を目指した。どこの大学でも見られた冷ややかな目や危機感無く無関心・無責任な抵抗勢力も散見したが、5-10年後に気が付く教職員も少なくなかった。共鳴・応援頂いた活躍するOBや教職員学生には、感謝しており、生涯の宝である。志や矜持があれば、形骸化や官僚化は防げるであろう。
- 1989 - 2000 SAS (Society of Advanced Science) "国際会議特集号編集委員長"(第3回・第6回インテリジェント材料日仏国際会議Chairman、第4回インテリジェント材料日仏国際会議・Co-chairman)
- 2000 - "Chairman" of the Japan-France International Seminar on Intelligent Materials and Structures (3rd JFISIMS: 2000 Hiratsuka)
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