文献

J-GLOBAL ID：200902201857507972   整理番号：08A1072780

鉄道構造物のメンテナンス技術に関する研究開発の現状と展望

STATUS-QUO AND PERSPECTIVE OF RESEARCH AND DEVELOPMENT ON MAINTENANCE TECHNOLOGY OF RAILWAY STRUCTURES

著者 (1件)： 小西真治 ((財)鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部)
資料名： 土木学会論文集 F(Web)
巻： 64  号： 4  ページ： 369-380 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： U0107A  ISSN： 1880-6074  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道構造物は経年が百年を超えるものもあり,旧式の構造物から最新の構造形式まで様々な年代の構造形式が存在する.また,その種類も盛土,トンネル,橋梁など多岐にわたっており,メンテナンスの守備範囲は広い.鉄道では,昭和40年ごろを境に防災投資の増加とともに,事後保全から予防・事後を組み合わせた効率的な保全に変わり,事故も減少した.しかし,高度成長期に建設された大量の鉄道構造物の経年も40年を超えてきており,注意深くメンテナンスしなければならない対象構造物の量が加速度的に増加している.このような背景をふまえ,まず,メンテナンスの変遷と現在の課題を述べ,鉄道構造物維持管理標準を紹介する.次に,現在の課題を解決するための最近の取り組みを紹介する.最後に,メンテナンスについての今後の研究開発の展望について述べる.(著者抄録)

シソーラス用語： *構造物 ,  *維持管理 ,  鉄道トンネル ,  鉄道橋 ,  トンネル覆工 ,  耐震補強 ,  非破壊検査 ,  診断 ,  健全性 ,  監視 ,  修理 ,  研究開発 ,  鋼橋 ,  構造健全性 ,  構造ヘルスモニタリング ,  *鉄道構造物
準シソーラス用語： 補修

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  トンネルの保守と付帯設備,その他  (RC05060U)

引用文献 (18件)：

• 1) 市川篤司:鉄道構造物等維持管理標準・同解説(維持管理標準),平成18年度鉄道総研鉄道技術推進センター講演会「維持管理標準の概要と土木構造物・軌道のメンテナンス実務」テキスト,2006.
• 2) 片寄紀雄:最近の災害と対策,JREA,日本鉄道技術協会,Vol.29, No.9, pp.8-12, 1986.
• 3) 市川篤司:鉄道構造物の新しい維持管理体系,鉄道総研報告,Vol.19, No.12, pp.1-5, 2005.
• 4) 国土交通省鉄道局監修,鉄道総合技術研究所編:鉄道(財)構造物等維持管理標準・同解説(構造物編),丸善,2007.
• 5) 小西真治,谷村幸裕:鉄道構造物のメンテナンスおよび健全度診断支援システム,土木技術,Vol.63, No.4, pp.59-64, 2008.

タイトルに関連する用語 (6件)： 鉄道構造物 ,  メンテナンス ,  研究 ,  開発 ,  現状 ,  展望