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J-GLOBAL ID:200902202728847224   整理番号:08A0693642

鳥携帯データロガーを用いた水温プロファイルの同時サンプリングによるウトウの餌漁り域の評価

Estimating foraging area of Rhinoceros Auklets by simultaneous sampling of water temperature profiles using bird-borne data-loggers
著者 (6件):
資料名:
巻:号:ページ: 37-46  発行年: 2008年06月 
JST資料番号: L4620A  ISSN: 1347-0558  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ウミスズメ科鳥類は重要な頂点捕食者であり,北半球において多量の動物プランクトンと魚類を消費する。しかしながら,彼等の生息域の餌漁り行動は,餌漁り域の広さと小さい体サイズのために物流的困難がある。著者等は,潜水中の鳥類と研究用ボートの両者によりサンプリングされた水温プロファイルを用いて,個々の鳥類の近似的餌漁り域を評価する手法を開発した。本手法を北海道天売島で繁殖する雛養育中のウトウCerorhinca monocerataに適用した。彼等は主に日本海北岸のカタクチイワシEngraulis japonicaを摂食した。暖かい対馬海流の年間変動は本餌食種の分布に影響する可能性を有した。ウトウは海面温度(SST)12-15°Cの水中で主に餌漁りを行い,それは2002年6月17日の繁殖地北方の水域と,2003年の5月30日から6月3日の繁殖地南方の水域に形成された。ウトウは両年に亘って水温躍層の上部と周辺で潜水した。これは餌漁り地点と潜水深度が,おそらく餌食の分布に影響する,SSTと水温躍層の深度により影響され得ることを示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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個生態学 
引用文献 (36件):
  • Benvenuti S, Dall’Antonia L & Lyngs P (2001) Foraging behaviour and time allocation of chick-rearing Razorbills Alca torda at Grzesholmen, central Baltic Sea. Ibis 143: 402-412.
  • Benvenuti S, Dall’Antonia L & Falk K (2002) Diving behaviour differs between incubating and brooding Brünnich’s guillemots, Uria lomvia. Polar Biol 25: 474-478.
  • Bertram DF, Golumbia T, Davoren GK, Harfenist A & Brown J (2002) Short visits reveal consistent patterns of interyear and intercolony variation in seabird nestling diet and performance. Can J Zool 80: 2190-2199.
  • Croll DA, Gaston AJ, Burger AE & Konnof D (1992) Foraging behaviour and physiological adaptation for diving in Thick-billed Murres. Ecology 73: 344-356.
  • Daunt F, Peters G, Scott B, Gremillet D & Wanless S (2003) Rapid-response recorders reveal interplay between marine physics and seabird behaviour. Mar Ecol Prog Ser 255: 283-288.
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