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J-GLOBAL ID：200902205514657966   整理番号：08A0807208

建築用ダンパー材料としてのCu-Al-Mn超弾性合金の機械的性質

Mechanical Properties of Cu-Al-Mn Superelastic Alloys as a Damping Material for Building Structures

著者 (5件)： 荒木慶一 (京大 大学院工学研究科) ,  木村寛之 (京大 大学院工学研究科) ,  聲高裕治 (大阪工大 工) ,  大森俊洋 (東北大 大学院工学研究科) ,  須藤祐司 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 47  ページ： 73-77  発行年： 2008年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来の履歴ダンパーは大地震発生後に大きな残留歪が残り,取り替える必要があるが,その解決方法の一つとして形状記憶合金の利用がある。本研究では,建築用ダンパー材料として安価なCu-Al-Mn合金の機械的性質の基礎資料の取得を目的に,板,線,撚線の繰返し引張試験と摩擦係数試験を実施した。本合金は粒径比に起因する寸法効果を示し,粒径比が3以上の試料では5%以上の大きな形状回復歪が得られた。繰返しに伴う初期剛性,降伏応力,等価粘性定数の劣化は,高強度化処理を施した線材で最も小さかった。SUS304との動摩擦係数は0.4であり,SUS304同士の0.55より小さい値であった。建築用部材との接合にはショットブラストなどによる静摩擦係数の向上が必要であった。

シソーラス用語： *形状記憶合金 ,  形状記憶効果 ,  *銅合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  マンガン含有合金 ,  建設材料 ,  防振材料 ,  超弾性 ,  *機械的性質 ,  引張変形 ,  繰返し荷重 ,  摩擦係数 ,  耐震設計 ,  サイズ効果 ,  剛性率 ,  引張強さ ,  降伏強さ ,  粘性減衰 ,  歪回復 ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  疲れ強さ ,  動摩擦係数 ,  *性質 ,  強度 ,  曲線 ,  線 ,  特性
準シソーラス用語： *ダンパ ,  制振材料

分類 (3件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  建設材料試験  (RA06020D)

引用文献 (3件)：

• 和田章, 岩田衛, 清水敬三, 安部重孝, 川合廣樹: 建築物の損傷制御設計, 丸善,(1998).
• J.McCormick, J.Tyber, R.DesRoches, K.Gall, and H.J.Maier: ASCE J. Eng. Mech., 133(2007), 1019-1029.
• 須藤祐司, 大森俊洋, 貝沼亮介, 石田清仁, 山内清: まてりあ, 42(2003), 813-821.

タイトルに関連する用語 (7件)： 建築 ,  ダンパー ,  Cu ,  Al ,  Mn ,  超弾性合金 ,  機械的性質