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J-GLOBAL ID：200902206988789886   整理番号：09A0389776

ホタテガイ貝殻を用いた蛍光体の発光中心に関する研究

Investigation of the luminescence center in the phosphor by utilizing a scallop shell

著者 (6件)： 下野功 (北海道立工業技術センター) ,  高橋志郎 (北海道立工業技術センター) ,  清水健志 (北海道立工業技術センター) ,  高村巧 (北海道立工業技術センター) ,  小林淳哉 (函館工業高等専門学校) ,  都木靖彰 (北海道大学大学院)
資料名： Journal of the Ceramic Society of Japan  (Journal of the Ceramic Society of Japan)
巻： 117  号： Supplement  ページ： S5-S10 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0382A  ISSN： 1882-0743  CODEN： JCSJEW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホタテガイ貝殻の高付加価値利用に関する研究の過程で,貝殻の成分や結晶型が蛍光物質の一種である方解石と類似しているのに着目し,熱処理した貝殻に紫外線を照射すると蛍光を放つことを見出した。本研究では,貝殻に含まれる微量元素の中で賦活材の役割を担う発光中心の研究として,貝殻発光体のCu及びMn濃度と発光強度との関係を調べた。貝殻発光体の発光中心はCu及びMnと推察され,その発光強度は低いが濃度の適正化によりその向上が期待される。300~600°Cで一次熱処理すると,二次熱処理後の発光強度が低下した。また,NaOH水溶液に浸漬して有機質を除去したものも蛍光強度が低下した。これらの原因について検討した。

シソーラス用語： *蛍光体 ,  *貝殻 ,  ホタテガイ ,  廃棄物処理 ,  資源再生 ,  付加価値 ,  *発光中心 ,  放射強度 ,  微量元素 ,  銅 ,  マンガン ,  活性化 ,  熱処理 ,  有機物 ,  紫外発光スペクトル ,  温度依存性 ,  雰囲気 ,  二酸化炭素 ,  蛍光励起スペクトル ,  無炎原子吸光分析 ,  走査電子顕微鏡 ,  微細構造 ,  粒度分布 ,  白色度 ,  濃度依存性 ,  輝度 ,  *発光強度 ,  電界放出型走査電子顕微鏡 ,  二枚貝類 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： 賦活 ,  有機質 ,  フレームレス原子吸光 ,  FE-SEM ,  微細組織

分類 (2件)： 発光素子  (NC03082G) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

引用文献 (7件)：

• 1) I. Shimono, T. Takamura, and M. Nishino, J. Ceram. Soc. Japan, 112, 184-188 (2004) [in Japanese].
• 2) I. Shimono, T. Takamura, C. Hosaka, J. Kobayashi, Y. Takagi and H. Yamamoto, J. Ceram. Soc. Japan, 114, 341-346 (2006) [in Japanese].
• 3) W. Lehmann, J. Luminescence, 5, 87-107 (1972).
• 4) W. Lehmann, J. Electrochem. Soc., 117, 1389-1393 (1970).
• 5) K. Ohkoshi, Aquanet, 7(No.9), 34-37 (2004) [in Japanese].

タイトルに関連する用語 (5件)： ホタテガイ ,  貝殻 ,  蛍光体 ,  発光中心 ,  研究