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J-GLOBAL ID：200902211053310985   整理番号：09A0619541

「機能元素のナノ材料科学」ナノ機能元素のマルチスケールシミュレーション

著者 (5件)： 鶴田健二 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  小山敏幸 (物質・材料機構 計算科セ) ,  小林亮 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  尾形修司 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  兵頭志明 (豊田中研)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 48  号： 6  ページ： 303-306  発行年： 2009年06月01日 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 各スケールで試みられている欠陥,転位,粒界の微視的構造,偏析過程解明への適用とスケール統合へ向けた試みを紹介した。ハイブリッド分子動力学法,粗視化粒子法,Phase-Field法の各方法を及び次の適用例を紹介した。1)ハイブリッド量子/分子動力学法によるα-Al₂O₃転位芯構造と電子状態,2)ハイブリッド分子動力学/粗視化粒子法によるグラフェン・ナノドラムのインデンテーション破壊,3)転位・粒界析出のPhase-Fieldシミュレーション。粒界などのナノ領域に偏析する不純物元素がその周囲でどのような結合状態にあるかを大規模な電子状態計算法で評価し,それによる周囲の原子変位-歪分布などの変化を古典分子動力学法で求め,その原子集団の統計的件質を粗視化粒子法により記述する又は歪分布などから直接に系の熱力学的時間発展をPhase-Field法でシミュレーションした。

シソーラス用語： 分子動力学 ,  *αアルミナ ,  数学モデル ,  *転位【結晶】 ,  粒界析出 ,  *グラファイト ,  結晶粒界 ,  歪分布 ,  偏析 ,  押込 ,  鉄合金 ,  銅含有合金 ,  ナノ構造 ,  材料科学 ,  スケール ,  密度汎関数法 ,  ナノインデンテーション ,  *グラフェン ,  ナノ材料 ,  フェイズフィールド法 ,  *格子欠陥
準シソーラス用語： フェーズフィールド法 ,  マルチスケール ,  機能元素 ,  *転位芯 ,  密度関数法

分類 (3件)： その他の無機化合物の格子欠陥  (BK12050B) ,  その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

引用文献 (20件)：

• BUBAN, J. P. Science. 2006, 311, 212-215
• TSURUTA, K. Trans. MRS-J. 2004, 29, 3669-3672
• OGATA, S. Phys. Rev. B. 2005, 72, 045348
• VASHISHTA, P. J. Appl. Phys. 2008, 103, 083504
• RUDD, R. E. Phys. Rev. B. 1998, 58, R5893-R5896

タイトルに関連する用語 (3件)： 元素 ,  材料科学 ,  マルチスケールシミュレーション