抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の作付面積第1位で良食味の水稲品種コシヒカリに短稈化させる半矮性遺伝子sd1を導入し,新品種「ヒカリ新世紀」を開発した。この品種の育成の概要と特性を記した。1985年に「十石」と「コシヒカリ」の早生突然変異系統「関東79号」を交雑,系統育種法により1989年にかけて雑種第4第まで展開し,遺伝的性質の大部分が「コシヒカリ」に近く,sd1を持つ短稈系統を選抜した。さらに,「コシヒカリ」との戻し交雑を1990年から2000年にかけて8回行い,sd1以外は99.8%以上「コシヒカリ」のゲノムに入れ替えた短稈のsd1ホモ接合体を固定して,育成を完了した。稈長は「コシヒカリ」より約20センチ短く,耐倒伏性は”やや強”で「コシヒカリに著しく勝る。他の品種特性,生産状況についても述べた。