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J-GLOBAL ID:200902211417142862   整理番号:08A0383156

Contribution 非化石資源による木材用接着剤の可能性

著者 (1件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 118-122  発行年: 2008年04月15日 
JST資料番号: Y0873A  ISSN: 0911-2316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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木材用接着剤に使用されている原料と資源との関係を概観し,化石資源に依存しない天然系接着剤に注目し,その特徴と問題点を概観し,新しい天然系接着剤の研究開発の動向を紹介した。多糖類系,タンパク質系,木材成分系および瀝青質系の木材用接着剤の研究開発例を紹介した。これら天然系接着剤は合成接着剤との併用が不可欠で今だ不十分である。本稿では当該研究所が開発している,キトサンを用いた木材用接着剤の開発状況を紹介した。3プライ合板のキトサンによる接着強度は良好であったが,希酸中で接着性が失われる欠点があった。そこでキトサンの耐酸性を向上させるために,キトサンをメイラード反応性のあるグルコースで誘導体化した。グルコースの添加量を変えてキトサンとの反応性を評価した。キトサンの遊離アミノ基量および5%酢酸水溶液中での不溶化率はグルコースの約20%付近で最適化できることを示した。グルコース量を70wt%まで添加したグルコースキトサンの接着性を評価した。グルコース添加量の増加と共に,接着性,耐水性および耐希酢酸性はすべて改善されることを示した。将来の非化石資源であるキトサン基材の,木材用接着剤としての有用性を示した。将来,このような天然素材の活用技術の開発は重要である。
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分類 (2件):
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各種接着剤  ,  改良木材 
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