抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ため池の管理組織形態と存続をめぐる費用負担の実態を兵庫県北播磨・東播磨地域を事例に明らかにした。31のため池を選定して26団体の管理組織と関係市町の情報を分析した。その結果,1)管理組織形態は,山地・丘陵地で農業振興地域が多い北播磨地域では,池掛かり,集落,農会が多く,平野部で市街化区域が多い東播磨地域では,土地改良区や水利組合が多かった。2)ため池の維持管理に係る費用負担には,日常的な費用負担と非日常的な費用負担がある。後者に関しては北播磨地域では,水管理と池の所有が分離していない集落で負担することが多い。東播磨地域では,水管理組織以外に,池の所有主体である財産区から支出が可能である。3)東播磨地域では,ため池の売却金が共有財産として保有される。