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J-GLOBAL ID：200902213412154601   整理番号：08A0291681

コランヌレン系中性ラジカルの湾曲芳香族性:結晶構造及びスピンの3D不均衡非局在化

Curved Aromaticity of a Corannulene-Based Neutral Radical: Crystal Structure and 3D Unbalanced Delocalization of Spin

著者 (10件)： MORITA Yasushi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MORITA Yasushi (JST-PRESTO) ,  UEDA Akira (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  NISHIDA Shinsuke (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  FUKUI Kozo (JST-PRESTO) ,  ISE Tomoaki (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  SHIOMI Daisuke (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  SATO Kazunobu (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  TAKUI Takeji (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  NAKASUJI Kazuhiro (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 47  号： 11  ページ： 2035-2038  発行年： 2008年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フェノキシ部分のあるコランヌレン系中性ラジカルを合成し,湾曲したπ共役をもつ中性ラジカル誘導体の結晶構造を解析した。保護基を用いる鈴木カップリングに続く一連の操作でラジカルを合成し,再結晶化した。-73°Cで測定したX線回折データを用いて結晶構造解析を行い,ボール(湾曲部)深さ,π軌道軸角,結合長,二面角などを求め,ラジカル前駆体と比較した。結晶構造を基に密度汎関数理論でスピン密度分布を計算し,スピン非局在化を確認した。スピン構造を明らかにするためESR及び¹HENDOR/TRIPLE測定を行った。安定なコランヌレン系中性ラジカルを合成し,三次元スピン非局在化が存在することを初めて示したと結論した。

シソーラス用語： *ラジカル ,  *芳香族性 ,  *分子歪 ,  *化学合成 ,  カップリング反応 ,  再結晶 ,  X線回折分析 ,  *結晶構造 ,  分子構造 ,  核間距離 ,  結合角 ,  π軌道 ,  *密度汎関数法 ,  数値計算 ,  *スピン密度 ,  密度分布 ,  *状態 ,  ENDOR ,  三重共鳴 ,  ESR【磁気共鳴】 ,  *中性ラジカル ,  *非局在化
準シソーラス用語： 結合長 ,  *湾曲芳香族性

分類 (4件)： 分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I) ,  四環以上の炭素縮合多環化合物  (CF06090C) ,  芳香族化合物の結晶構造  (BK08020F) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

物質索引 (1件)： コランヌレン

タイトルに関連する用語 (9件)： コランヌレン ,  中性ラジカル ,  湾曲 ,  芳香族性 ,  結晶構造 ,  スピン ,  3D ,  均衡 ,  非局在化