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J-GLOBAL ID：200902215989628761   整理番号：09A0062654

粘弾性ダンパーの振動数依存性が風応答に与える影響

INFLUENCE OF FREQUENCY SENSITIVITY OF VISCOELASTIC DAMPER ON WIND-INDUCED RESPONSE

著者 (3件)： 佐藤大樹 (東京理大 理工) ,  笠井和彦 (東京工大 建築物理セ) ,  田村哲郎 (東京工大)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 635  ページ： 75-82  発行年： 2009年01月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 振動数依存性を有する粘弾性ダンパを設置した制振構造の風応答時の特性を明らかにし,風応答予測のための知見を得るために,風方向及び風直角方向の風力時刻歴波形を作成し,それらを用いて分数微分(FD)モデルを有する1質点のシステムでの応答時刻歴解析を行い,風応答時のダンパ及びシステムの振動特性について検討した。また,振動数依存性の異なるKelvin,Maxwellモデルを用いたシステムによる風応答時刻歴解析を行い,FDシステムと比較することで,振動数依存性による応答特性の違いについて検討した。その結果,風方向風力は,システムの共振振動数より低振動数側にパワーを有するため,風応答時の振動数は共振振動数より低い振動数成分が卓越すること,などが分かった。

シソーラス用語： *制振構造 ,  周波数依存性 ,  風応答 ,  解析 ,  共振周波数 ,  防振 ,  微分 ,  風力 ,  流体力学的模型 ,  Kelvin法 ,  風向 ,  応答スペクトル ,  パワースペクトル密度 ,  Maxwellモデル ,  時刻歴応答解析 ,  粘弾性ダンパー ,  分数微分 ,  パッシブ防振
準シソーラス用語： ダンパ ,  パッシブ制振 ,  共振振動数 ,  振動数依存性

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (13件)：

• 日本免震構造協会. パッシブ制振構造設計・施工マニュアル. 2005
• 笠井和彦. 粘弾性材料-建物制振への適用. 未来材料. 2002, 2, 3, 42-47
• 笠井和彦. 継続時間が長い外乱での温度上昇と熱伝導・伝達を考慮した粘弾性ダンパーの解析手法. 日本建築学会構造系論文集. 2006, 599, 61-69
• 佐藤大樹. 長時間ランダム振動時の粘弾性ダンパーの特性および正弦波による評価手法. 構造工学論文集. 2007, 53B, 67-74
• CHO, K.-P. Viscoelastic damping for Wind-Excited Motion of a Five-Story Building Frame. Journal of Wind Engineering and Industrial Aerodynamics. 1998, 77&78, 269-281

タイトルに関連する用語 (3件)： 粘弾性ダンパー ,  振動数依存性 ,  風応答