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J-GLOBAL ID：200902216246641387   整理番号：09A1266494

陽イオン交換ディスクを用いた固相抽出分離/ICP-MSによる鉄鋼分析

Elemental Analysis of Iron and Steel by Solid-phase Extraction/ICP-MS Using a Cation Exchange Extraction Disk

著者 (1件)： 長谷川信一 (物質・材料研究機構)
資料名： 鉄と鋼
巻： 95  号： 12  ページ： 911-914  発行年： 2009年12月01日 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高純度鉄および鋼中の微量元素定量法としての既報の陽イオン交換ディスクを用いた固相抽出法の更なる操作の迅速性,簡便性を追及した。陽イオン交換樹脂の基材はポリスチレンジビニルベンゼンで,官能基はスルフォン酸基で,PTFE製極細繊維で構成されディスク型固相抽出剤で固相抽出での鉄のマスキングにはEDTAを用いた。標準物質JSS鉄溶液と多元素混合標準溶液を使用した分離実験で,pH,EDTA濃度と使用量,溶離液の濃度の影響や検出限界の調査結果を示した。鉄中に含有する微量Ca,Mn,Mg,Ba,TlおよびSrの6元素について,それぞれの検出限界を示した。極めて簡単に短時間で行える陽イオン交換型固相ディスクを用いた固相抽出剤による固相抽出/ICP-MS法に基づく鉄鋼中微量元素の高感度の定量法が確立できた。

シソーラス用語： *微量元素 ,  痕跡分析 ,  *鉄鋼分析 ,  固相抽出 ,  *陽イオン交換樹脂 ,  *ICP-MS分析 ,  検出限界 ,  濃度依存性 ,  pH依存性 ,  多元素分析 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  ジアミン

分類 (1件)： 金属,合金の物理分析  (CC03040V)

物質索引 (1件)： EDTA

引用文献 (20件)：

• 1) K.Abiko: Materia Jpn., 33 (1994), 11.
• 2) K.Takada: Materia Jpn., 33 (1994), 84.
• 3) K.Takada: BUNSEKI, (1995), 640.
• 4) K.Ide, Y.Nakamura, S.Hasegawa and H.Yamaguchi: Bunseki Kagaku, 52 (2003), 931.
• 5) P.C.Rudner, A.G.de Torres and J.M.C.Pavon: J. Anal. At. Spectrom., 8 (1993), 705.

タイトルに関連する用語 (5件)： 陽イオン交換 ,  ディスク ,  固相抽出 ,  ICP ,  鉄鋼分析