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J-GLOBAL ID:200902218885934720   整理番号:09A0192660

CCMValシナリオの下での,1980-2004年の南極極渦の崩壊のCCM模擬計算

A CCM simulation of the breakup of the Antarctic polar vortex in the years 1980-2004 under the CCMVal scenarios
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資料名:
巻: 114  号: D3  ページ: D03103  発行年: 2009年02月13日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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抄録/ポイント
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化学気候モデルの出力,及び国設環境予測センタ/国設大気研究センタ(NCEP/NCAR)の再解析データ,及び欧州中規模気候予測再解析センタ(EAR40)からのデータを用い,1980~2004年の南極極渦の崩壊時間の変化を調べた。本研究で用いたCCMは,気候系研究センタ/国立環境研究所(CCSR/NIES)より得られた。CCM計算は,化学気候モデル検証(CCMVal)とREF1シナリオに対する2集合体と,REF2シナリオの1集合体に対して行った。CCMは全オゾン地図化分光計(TOMS)で観測された。1982~2000年のオゾンホールの発展を模擬計算したが,CCMの内部変動に基づく年々変動は観測と異なり,REF1の2つの集合体中のCCMで計算したオゾンの減少傾向は下方推定された。温度と東西方向で平均化した東西方向風の変化傾向を解析し,観測値と比較した。東西方向平均温度,東西方向平均東西風,全オゾン量の変化傾向間には一致が見られたが,以上の数値は集合体間や観測値との間では異なった。以上の差を解明するため,断熱加熱速度及びEliassen-Palmフラックス場を研究した。NCEP/NCARとERA40データ中の1980~1999年の,南極極渦の崩壊時間の遅延傾向が得られた。REF1とREF2の1集合体につき,統計的有意性で,CCM模擬計算により類似の変化傾向が得られた。対流圏からのEPフラックス中の観測値と,下部成層圏中の沈着量の変化傾向が,極渦の前進した崩壊日と一致し,CCM模擬計算の変化傾向が非常に小さいので,南極オゾン減少が,1980~1999年間の崩壊時間の遅延にある影響を与えたと思われる。2000~2004年にNCER/NCARデータは崩壊時間の大きな変動を示し,それにより遅延傾向がかなり重要でなくなった。この期間,波フラックスの大きな変動がオゾン損失の効果を隠蔽する。REF1模擬計算の2集合体は,2000~2004年の変化傾向での以上の劇的な変化を示さないが,REF2は,本期間における変化傾向の変化を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
成層圏・中間圏 

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