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J-GLOBAL ID：200902219704500169   整理番号：09A0558641

胆汁酸およびそれら誘導体の包接結晶内に多様空洞を有している柔軟性ホストフレームワーク

Flexible Host Frameworks with Diverse Cavities in Inclusion Crystals of Bile Acids and Their Derivatives

著者 (5件)： NAKANO Kazunori (Nagoya Municipal Industrial Res. Inst., Nagoya, JPN) ,  ABURAYA Kazuaki (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  HISAKI Ichiro (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  TOHNAI Norimitsu (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MIYATA Mikiji (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Chemical Record  (Chemical Record)
巻： 9  号： 2  ページ： 124-135  発行年： 2009年 
JST資料番号： W1315A  ISSN： 1527-8999  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 胆汁酸ステロイド誘導体がホスト分子として機能することを見出し,その化学構造を変化させることでナノサイズの空洞の大きさや極性を制御できることを明らかにした。以前空洞を持つホスト格子がゲストに依存し,変化することを明らかにし,包接結晶におけるゲスト分子の鋳型効果を明確にした。系統的にホスト空洞の大きさとそこに包接するゲスト分子の大きさを比較した結果,その比率(空洞の充填率)は55~70%であることを明らかにした。これは大きすぎるゲストや小さすぎるゲストが安定な包接結晶を形成しないことを定量的に示したことになる。さらにこの空洞の充填率を用いることで,ホスト空洞に合ったゲスト分子を選ぶことが可能になり,包接結晶の新しい設計法が提案できた。包接結晶の柔構造を制御することにより分子認識および動的性質を持つ機能性マテリアルを目的とした包接化合物の合成も可能となった。

シソーラス用語： *胆汁酸 ,  ステロール ,  *包接化合物 ,  空洞 ,  分子認識 ,  機能材料 ,  ホスト-ゲスト錯体
準シソーラス用語： ホスト-ゲスト包接錯体

分類 (2件)： トリテルペン  (CF10024I) ,  分子化合物  (CE02000C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 胆汁酸 ,  誘導体 ,  結晶 ,  空洞 ,  フレームワーク