抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,容易にカメラとプロジェクタ両方のパラメータ校正を同時に行う手法を提案した。六面を持つ標準器にプロジェクタより点を投影し,これらの点を射影復元する。射影復元した標準器の幾何構造は保たれるため,射影復元後の標準器の座標と世界座標にある標準器の座標を一致させることでカメラとプロジェクタの校正を同時に行うものである。これにより得た主な知見を次に示した。1)標準器にプロジェクタより点を投影し,カメラとプロジェクタのFundamental行列を用い,射影行列を仮定することで投影点群を射影復元したこと,2)射影復元した投影点群から標準器の各面を推定し,各面の交点から標準器の頂点を求め,標準器の世界座標と一致させる変換行列を求めたこと,この変換行列と仮定した射影行列を用いてカメラおよびプロジェクタの射影行列を求めたこと,3)カメラ・プロジェクタの校正のばらつきを調べた結果,複数回の校正で同程度のばらつきで校正が可能であること。