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J-GLOBAL ID：200902220003962514   整理番号：09A0203110

方解石の結晶化のキラル調節機構とアキラル調節機構

Chiral and Achiral Mechanisms of Regulation of Calcite Crystallization

著者 (6件)： MARUYAMA Mihoko (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  TSUKAMOTO Katsuo (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SAZAKI Gen (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SAZAKI Gen (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  NISHIMURA Yoshihiro (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  VEKILOV Peter G. (Univ. Houston, Texas)
資料名： Crystal Growth & Design  (Crystal Growth & Design)
巻： 9  号： 1  ページ： 127-135  発行年： 2009年01月 
JST資料番号： W1323A  ISSN： 1528-7483  CODEN： CGDEFU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 位相シフト干渉法を使って結晶化時の表面形態をその場観測し,かつ,未完成結晶層のエッジおよびステップの進展速度を決定して,方解石の結晶成長に及ぼすL-アスパラギン酸(L-Asp;モデル添加物)のキラリティの役割を調べた。L-Aspは過飽和度が低い時にはステップ速度をすべての方向で数倍上昇させ,過飽和度が高い時にはステップ速度を数分の1へ低下させた。また,L-Aspが添加されると鏡面対称関係にあるステップの速度が10%以内で非対称的になった。テラスに吸着したカルシウムおよび炭酸イオンはステップへ向かって拡散し,L-Aspはアキラル過程でステップに向かう表面拡散を加速させた。また,結晶化機構で唯一のカイラル過程としてL-Aspがステップへの方解石イオンの取込みを約20分の1へ減速させることを示し,L-Aspが表面拡散機構の速度論的パラメータに顕著に影響することを明らかにした。

シソーラス用語： *方解石 ,  *溶液成長 ,  表面性状 ,  *カイラル対称性 ,  表面ステップ ,  表面テラス ,  カルシウム ,  炭酸イオン ,  表面拡散 ,  飽和度 ,  位相シフト ,  光干渉 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン

分類 (2件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T)

物質索引 (1件)： L-アスパラギン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： 方解石 ,  結晶化 ,  キラル ,  調節 ,  アキラル