文献
J-GLOBAL ID:200902220074416880   整理番号:09A0389578

バイラテラル遠隔操作システムにおける異次数の通信外乱オブザーバによる通信遅延補償

Time-Delay Compensation by Communication Disturbance Observers of Different Orders in Bilateral Teleoperation Systems
著者 (7件):
資料名:
巻: 129  号:ページ: 353-362 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: X0451A  ISSN: 0913-6339  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年では,ネットワーク技術の普及により,バイラテラル遠隔操作システムをインターネットなどのIPネットワーク上で実現する試みが広く行われている。しかし,遠隔地間でシステムを実装する場合の通信遅延は,制御系の性能を大きく劣化させ,かつシステムを不安定化する可能性を有し,深刻な問題の一つである。この課題に対し,著者らは通信外乱(ND)の概念と通信外乱オブザーバ(CDOB)を用いた通信遅延補償法を提案してきた。 本論文では,変動通信遅延下における当該手法の性能検証の一つとして,次数の異なる(1次と2次の)CDOBを用いてNDを推定した場合の通信遅延補償効果を実験的に比較検討した。実験では,1次CDOBを用いた場合と2次CDOBを用いた場合それぞれについて,一定通信遅延の場合と変動通信遅延の場合の実験結果を検証することで,NDの推定精度の向上と雑音もしくは観測誤差による影響が通信遅延補償効果に及ぼす影響について検討した。結果として,2次CDOBを用いた場合には,雑音もしくは観測誤差により,位置の追従誤差や力の再現誤差および操作力すべてが増大してしまうことが確認された。一方,CDOBの次数の違いによるNDの推定精度の変化もしくはその補償効果に及ぼす影響は実験結果には顕著に現れなかった。したがって,NDの推定精度向上を目的として高次のCDOBを用いるよりも,雑音や観測誤差の影響を抑えるために低次のCDOBを用いる方が有効であると考えることができる。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ロボットの運動・制御 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る