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J-GLOBAL ID：200902221190839581   整理番号：08A1196275

単一撮像素子を用いた小型複眼カメラにおける画質と測距精度の向上

Improvement of image resolution and range finding accuracy in a compact compound-eye imaging system with a single imager

著者 (6件)： 堀崎遼一 (大阪大 大学院情報科学研究科) ,  中尾良純 (船井電機) ,  豊田孝 (船井電機) ,  香川景一郎 (大阪大 大学院情報科学研究科) ,  政木康生 (船井電機) ,  谷田純 (大阪大 大学院情報科学研究科)
資料名： 映像情報メディア学会技術報告
巻： 32  号： 44(3DIT2008 65-74/IDY2008 93-102)  ページ： 25-28  発行年： 2008年10月21日 
JST資料番号： S0209A  ISSN： 1342-6893  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 単一の撮像素子上にレンズアレイを配置した複眼カメラは,複数の撮像素子を用いる方式や,レンズアレイ前方に共通レンズを配置する方法と比べ,撮像装置の薄型化・小型化の点で優れている。しかし,基線長が短いため,距離推定精度の向上と,複眼像からの単一高精細画像の再構成が課題であった。我々は,不規則レンズ配置により,遠方物体に対して仮想的な視差を与えるとともに,距離推定過程に超解像処理を導入することで,測距精度,再構成画像の解像度の改善に成功した。実験により,空間周波数0.95/画素のパワースペクトルにおいて,6.7dBの向上を確認した。また,3.2mの距離に配置した平面物体に対する推定距離の平均誤差は0.2mとなり,同一基線長をもつステレオカメラでは困難な精度を実現した。(著者抄録)

シソーラス用語： *カメラ ,  レンズ ,  *距離測定 ,  精度 ,  画像再構成 ,  視差 ,  *超解像 ,  パワースペクトル ,  誤差
準シソーラス用語： レンズアレイ ,  *距離推定 ,  *複眼カメラ

分類 (3件)： 写真機とその付属品  (QF05030V) ,  長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (7件)：

• NG, R. Fourier Slice Photography. ACM SIGGRAPH 2005 papers. 2005, 735-744
• YAMAMOTO, T. LIFLET : light field live with thousands of lenslets. ACM SIGGRAPH 2004 Emerging technologies. 2004, 16
• HORISAKI, R. A compound-eye imaging system with irregular lens-array arrangement. SPIE Optics and Photonics 2008. 2008
• PARK, S. Super-resolution image reconstruction : a technical overview. Signal Processing Magazine, IEEE. 2003, 20, 21-36
• OKUTOMI, M. A multiple-baseline stereo. IEEE Trans. Pattern Anal. Mach. Intell., IEEE Computer Society. 1993, 15, 353-363

タイトルに関連する用語 (5件)： 撮像素子 ,  複眼カメラ ,  画質 ,  測距 ,  精度の向上