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J-GLOBAL ID：200902221364023624   整理番号：09A0381555

TGF-β1は環境の刺激に対する樹状細胞の感受性を弱め,活性化のために危険シグナルが必要なように導く

TGF-β1 dampens the susceptibility of dendritic cells to environmental stimulation, leading to the requirement for danger signals for activation

著者 (7件)： OHTANI Tomoyuki (Tohoku Univ. Graduate School of Medicine, Sendai, JPN) ,  MIZUASHI Masato (Tohoku Univ. Graduate School of Medicine, Sendai, JPN) ,  NAKAGAWA Satoshi (Tohoku Univ. Graduate School of Medicine, Sendai, JPN) ,  SASAKI Yoshinori (Tohoku Univ. Graduate School of Medicine, Sendai, JPN) ,  FUJIMURA Taku (Tohoku Univ. Graduate School of Medicine, Sendai, JPN) ,  OKUYAMA Ryuhei (Tohoku Univ. Graduate School of Medicine, Sendai, JPN) ,  AIBA Setsuya (Tohoku Univ. Graduate School of Medicine, Sendai, JPN)
資料名： Immunology  (Immunology)
巻： 126  号： 4  ページ： 485-499  発行年： 2009年04月 
JST資料番号： H0768A  ISSN： 0019-2805  CODEN： IMMUAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： TGF-β1が樹状細胞の機能に及ぼす効果を検討した。ハプテン,ATP,紫外線で成熟刺激を与えたときのTGF-β1処理単球由来樹状細胞の応答を調べた。TGF-β1は単球由来樹状細胞のCD86発現とハプテンが誘導するIL-1βおよびTNF-α発現を抑制した。TGF-β1はランゲリン陽性造血前駆細胞由来樹状細胞をATPまたはNiCl₂で刺激したときのCD86発現を抑制した。TGF-β1で処理した単球由来樹状細胞は高濃度の成熟刺激が誘導するアポトーシスおよび壊死に抵抗性であった。TGF-β1で処理された単球由来樹状細胞はハプテンおよびATPを併用した刺激により活性化した。ケラチン細胞との共培養は,2,4-ジニトロ1-クロロベンゼンによるTGF-β1処理単球由来樹状細胞の活性化を顕著に高めた。TGF-β1は環境の無害な刺激によってランゲルハンス細胞が過剰活性化することを防止すると考えた。しかし,TGF-β1はケラチン細胞から放出された危険シグナルに応答してランゲルハンス細胞を活性化させる能力を維持すると考えた。

シソーラス用語： *TGFβ ,  *樹状細胞 ,  ハプテン ,  紫外線 ,  CD抗原 ,  膜糖タンパク質 ,  インターロイキン1 ,  TNFα ,  レクチン ,  ケラチン細胞 ,  Langerhans細胞 ,  アポトーシス ,  生理活性因子 ,  ヒト ,  免疫反応 ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  芳香族ニトロ化合物 ,  芳香族塩素化合物
準シソーラス用語： *TGFβ1 ,  CD86抗原 ,  IL1β ,  ランゲリン ,  共刺激分子

分類 (1件)： 免疫反応一般  (ED03010T)

物質索引 (2件)： ATP【ヌクレオチド】 ,  2,4-ジニトロ-1-クロロベンゼン

タイトルに関連する用語 (7件)： TGF-β1 ,  環境 ,  刺激 ,  樹状細胞 ,  感受性 ,  活性化 ,  シグナル