文献

J-GLOBAL ID：200902221379578991   整理番号：09A0970778

溶液から成長したポリ(L-ラクチド)の多孔性球晶の生成

Formation of Porous Spherulites of Poly(L-lactide) Grown from Solutions

著者 (3件)： SASAKI Takashi (Dep. of Materials Sci. & Engineering, Univ. of Fukui) ,  ASAKAWA Ryuya (Dep. of Materials Sci. & Engineering, Univ. of Fukui) ,  SAKURAI Kensuke (Dep. of Materials Sci. & Engineering, Univ. of Fukui)
資料名： Polymer Journal  (Polymer Journal)
巻： 41  号： 9  ページ： 787-791 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0612A  ISSN： 0032-3896  CODEN： POLJB8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 4つの粘度の異なる溶媒からの溶液結晶化によって生成させた非常に多孔質のポリ(L-ラクチド)(PLLA)粒子のモルフォロジーを研究した。溶媒は,ジエチルフタラート(DEP,10.6cP,25°C),グリセリントリプロピオナート(TP,5.06),ジメチルホルムアミド(DMF,0.802),ジメチルスルホキシド(DMSO,1.996)である。150°Cで溶解した5%PLLA溶液を急冷して,25,30,35°Cで等温結晶化させた。不溶部をNaOHでエッチング処理して結晶部のモルフォロジーをSEMで観察した。特に高粘度のDEP,TPから得た多孔質PLLAは,花様外観の特異なモルフォロジーを呈した。DMFとDMSOからの結晶は比較的滑らかな表面を有する結晶凝集体を与えた。このような結晶モルフォロジーの異なりを結晶化速度と相分離速度の違いの点から考察した。

シソーラス用語： *PLLA ,  球晶 ,  溶液 ,  *結晶化 ,  *多孔質体 ,  粘度 ,  相分離 ,  溶媒効果 ,  晶析速度 ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド ,  係数 ,  輸送係数 ,  度
準シソーラス用語： 多孔性固体 ,  結晶化速度

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  有機化合物の結晶成長  (BK13070E)

物質索引 (4件)： ジエチルフタラート ,  グリセリントリプロピオナート ,  ジメチルホルムアミド ,  ジメチルスルホキシド

引用文献 (19件)：

• LUTKENHAUS, J. L. Macromolecules. 2008, 41, 6047
• GERCEK, I. J. Biomed. Mater. Res., Part A. 2008, 86A, 1012
• XIE, J. W. Macromol. Rapid Commun. 2008, 29, 1775
• ASANO, Y. J. Appl. Polym. Sci. 2003, 90, 2428
• ASANO, T. Polym. Prepr. Jpn. 2007, 56, 3775

タイトルに関連する用語 (5件)： 溶液 ,  成長 ,  L-ラクチド ,  多孔性 ,  球晶