文献

J-GLOBAL ID：200902223556116734   整理番号：08A0895472

2004年新潟県中越地震で被害を免れたRC造校舎の入力地震動と地震時応答に関する研究

STUDY ON INPUT MOTION AND DYNAMIC RESPONSE FOR UNDAMAGED RC SCHOOL BUILDING DURING THE 2004 NIIGATA-KEN CHUETSU EARTHQUAKE

著者 (7件)： 土方勝一郎 (東京電力) ,  杉山達也 (東京電力) ,  徳光亮一 (東京電力) ,  山添正稔 (小堀鐸二研) ,  古山田耕司 (小堀鐸二研) ,  岡野創 (小堀鐸二研) ,  宮本裕司 (大阪大 大学院)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 631  ページ： 1519-1527  発行年： 2008年09月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 強震観測点近傍に建つ小千谷西高校を対象に,現地調査と建物-杭-地盤連成系3次元モデルによる地震応答解析を実施し,実被害と解析結果の対応を検討した。その結果,1)建物の現地調査より,中越地震における建物の被災度区分は,長辺方向が軽微,短辺方向が無被害であることを確認したこと,2)杭基礎は,床の傾斜計測から,大きな被害が生じている可能性は低いと推定されること,3)部材の損傷度から,本震時の長辺方向最大層間変形角は1/1000以下であると推定されること,4)地盤調査結果に基づき地盤モデルを作成し,水仙の家での観測記録を用いた有効応力解析を実施し,敷地全体はほぼ同じ応答を示して完全に液状化していないこと,などを述べた。

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  *建築物 ,  *応答解析 ,  現地調査 ,  震災 ,  杭基礎 ,  角度 ,  地盤 ,  応力解析 ,  液状化 ,  地震 ,  地震動 ,  損傷 ,  平面計画 ,  亀裂幅 ,  部材角 ,  解析モデル ,  固有周期 ,  相互作用 ,  ばね ,  曲げモーメント ,  曲率 ,  振動系 ,  層間変形角
準シソーラス用語： 2004年新潟県中越地震 ,  *校舎 ,  *地震応答解析 ,  有効応力解析 ,  連成振動系

分類 (2件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (25件)：

• (社) 日本建築学会. 2004年10月23日新潟県中越地震災害調査報告書. 2006
• (社) 日本建築学会地震災害委員会. 1993年釧路沖地震に関する総合シンポジウム、1994. 12. 1994
• 市之瀬敏勝. 学校建築の被災状況から見た兵庫県南部地震の応答速度. 日本建築学会東海支部研究報告集. 1996, 34, 205-208
• 宮腰淳一. 被害データと地震応答解析に基づく建物群の耐震性能に関する考察. 第10回日本地震工学シンポジウム, 1998. 1998, 327-332
• 松森泰造. 鉄筋コンクリート造建物の地震被害と弾塑性応答解析-1995年兵庫県南部地震における "ジュネス六甲" の検討-. 日本建築学会構造系論文集. 1998, 505, 101-106

タイトルに関連する用語 (8件)： 2004年新潟県中越地震 ,  被害 ,  RC造 ,  校舎 ,  入力地震動 ,  地震 ,  応答 ,  研究