抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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施設入所者にとっての入所後の適応不全の問題が,施設の処遇にとって大きなテーマである。食事サービスのあり方が施設の生活の満足度を左右し,ストレスにも関係する。本研究では,介護老人保健施設における「食事満足度」の実態を明らかにし,食事満足度に影響を与えると考えられる項目について検討した。方法は,質問紙による個別の聞き取り調査で行った。施設に対する評価では,「選択食」の評価が低かったが,選択肢が2種類と少なかったことが原因と考えられた。「食事満足度」は,70%以上に不満がなかったが,中では味が最も満足度が低かった。献立については,いつも同じようなものが出るとの不満が目立った。入所者の施設職員との対話は,食事提供者との対話より少なかった。施設職員と対話のある人は「希望が反映される」が,食事満足度とは相関がなかった。食事満足度と相関のあったのは,「希望が反映される」,「施設職員の配慮」,「給食の評価」で,「咀嚼・嚥下機能の低下」は相関がなかった。