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J-GLOBAL ID:200902230710232110   整理番号:08A0808255

魚醤油から分離したTetragenococcus halophilusにおけるヒスチジンデカルボキシラーゼ遺伝子がコードする30kbpプラスミドの解析

Analysis of a 30 kbp plasmid encoding histidine decarboxylase gene in Tetragenococcus halophilus isolated from fish sauce
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巻: 126  号: 1-2  ページ: 202-209  発行年: 2008年08月15日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヒスチジン産生に関与する遺伝子の解析を目的として,ヒスチジン液に魚醤油もろみを接種した濃縮培養法およびdilution-to-extinction法を用いてヒスチジン産生性好塩性細菌H株を分離した。用いた2種類の日本産魚醤油もろみは,ヒスチジンを1000mg/l以上蓄積した。表現型および16SrRNA遺伝子の配列解析により,魚醤油発酵過程の主要ヒスチジン産生株であるH株をTetragenococcus halophilusと同定した。ヒスチジン産生株の遺伝的解析(PCRとサザーンブロット)により,当該株がピルボイル依存性ヒスチジンデカルボキシラーゼ遺伝子(hdc)の単一のコピーがコードする30kbpのプラスミド(pHDC)を持つことが確認できた。H株内のヒスチジンデカルボキシラーゼの構造遺伝子hdcAを比較した結果,Lactobacillus hilgardii 0006,L.sakei LTH2076,Oenococcus oeni 9204,T.halophilusおよびT.muriaticus JCM10006と99%以上の配列類似性を示唆した。4個のORFであるhdcP,hdcA,hdcBおよびhdcRSからなるhdc遺伝子クラスターは,構造的hdcスペーサー領域を含んだL.hilgaridi0006との配列が99%同一であった。しかし,hdc遺伝子の上流および下流500bpの領域は,H株とL.hilgardii 0006間で異なっていた。pHDCの完全な配列化により,28個のORFを含む29924ヌクレオチド,2対の逆方向反復,接合性プラスミド要素およびシータ型レプリコンが明らかになった。以上の結果は,hdcが乳酸菌内の転換可能な要素をコードしている可能性を示唆した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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微生物の生化学  ,  酵素一般  ,  遺伝子の構造と化学  ,  発酵調味料 

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