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J-GLOBAL ID：200902232871766711   整理番号：09A0890050

白雲母表面-水界面における原子分布の解明

Atomic Distribution of Muscovite Surface-Water Interfaces

著者 (2件)： 佐久間博 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  河村雄行 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： 粘土科学  (日本粘土学会誌)
巻： 48  号： 2  ページ： 77-81  発行年： 2009年08月17日 
JST資料番号： G0435A  ISSN： 0470-6455  CODEN： NEKAAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 粘土鉱物の表面-水溶液界面に於ける水分子やイオンは,存在形態や挙動が鉱物の膨潤性や分散性を支配する。然し界面の水分子やイオンの存在形態は実測するのが困難なため,X線反射率測定と分子動力学計算データを併用する原子分布推算法を紹介した。近年は白雲母や正長石,重硝石など鉱物表面と塩水溶液界面の電子密度分布をX線反射率から推算する。然しX線反射率から推算するのは電子密度のため,分子動力学シミュレーションで白雲母の原子密度分布を推算した。白雲母の表面に吸着したカリウムイオン近傍に存在する水分子の等密度面を推算し,二体間の相関係数と積算配位数から第一水和層の範囲を決定した。鉱物表面と液体の界面に形成する局所場は,実測と計算機シミュレーションを併用する各種情報を採取できる。

シソーラス用語： *白雲母 ,  粘土鉱物 ,  *固液界面 ,  反射率 ,  水分子 ,  分子動力学 ,  *計算機シミュレーション ,  密度分布 ,  スペクトル解析 ,  *原子間相互作用 ,  吸着水 ,  吸着平衡 ,  配位子場 ,  配位化合物 ,  溶媒和物 ,  原子スペクトル ,  X線反射率 ,  分子動力学シミュレーション ,  *計算機利用 ,  *利用

分類 (3件)： 珪酸塩鉱物  (DE08030A) ,  分子化合物の結晶構造  (BK09050T) ,  分子化合物  (CE02000C)

引用文献 (8件)：

• 河村雄行. 地球化学. 2008, 42, 115-132
• SAKUMA, H. Geochim. Cosmochim. Acta. 2009, 73, 4100-4110
• VLIEG, E. Surf. Sci. 1989, 210, 301-321
• FENTER, P. A. Rev. Mineral. Geochem. 2002, 49, 149-220
• CHENG, L. Phys. Rev. Lett. 2001, 87, 156103

タイトルに関連する用語 (5件)： 白雲母 ,  水 ,  界面 ,  原子 ,  分布