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J-GLOBAL ID:200902233389110635   整理番号:09A0518159

ナトリウムホウ酸塩ガラスのO1s結合エネルギーのXPS研究

An XPS study of the O1s binding energy of sodium borate glasses
著者 (3件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 79-84  発行年: 2009年04月 
JST資料番号: B0346A  ISSN: 1753-3562  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アルカリホウ酸塩ガラス中のホウ素の配位数は,アルカリ酸化物の含量が増すにつれ3から4に変化することが知られている。Na2O-B2O3二成分ガラスでは,熱膨張係数の異常性を示し,Na2Oが20モル%で最大となりそれより大きいところでは減少する。本研究は,Na2CO3およびH3BO3を原料にxNa2O(100-x)B2O3(4.4≦x≦35)組成のガラス試料を作製し,X線光電子スペクトル(XPS)によりO1s光電子スペクトルを測定し,ガラス中の酸素原子の化学状態を調べた。得られたスペクトルはブロードであり,xが増すにつれO1s結合エネルギーは低エネルギーの方向へシフトした。このスペクトルは,種々の構造単位(B3-O-B3,B3-O-B4,B4-O-B4:Bnはn配位ホウ素を示す)にデコンボリューションされることが分かった。これより構造中の各酸素原子の結合エネルギーとFWHM値を評価した。O1s結合エネルギー値は,B3-O-B3≒B3-O-B4>B4-O-B4の順であり,FWHM値はこの順序で低下することが分かった。各結合間の違いは,各酸素原子の分子軌道の形に起因した。そして20モル%Na2O濃度での光学塩基度のような金属イオンの性質の大きな変化を認めたが,これは,これらの各酸素原子の結合エネルギーの違いから,大きな電荷密度を有するB4-O-B4の生成によると結論した。
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分類 (2件):
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ガラスの性質・分析・試験  ,  その他の非晶質の構造 
タイトルに関連する用語 (5件):
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