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J-GLOBAL ID：200902236613332850   整理番号：08A0249693

発達中の海馬における内因性カンナビノイドおよびPKAによる興奮性と可塑性の制御

Regulation of excitability and plasticity by endocannabinoids and PKA in developing hippocampus

著者 (9件)： YASUDA Hiroki (Gunma Univ. Graduate School of Medicine, Maebashi, JPN) ,  YASUDA Hiroki (Osaka Univ. Graduate School of Medicine, Osaka, JPN) ,  YASUDA Hiroki (JST-SORST, Kawaguchi, JPN) ,  HUANG Yan (Osaka Univ. Graduate School of Medicine, Osaka, JPN) ,  HUANG Yan (JST-SORST, Kawaguchi, JPN) ,  HUANG Yan (RIKEN, Wako, JPN) ,  TSUMOTO Tadaharu (Osaka Univ. Graduate School of Medicine, Osaka, JPN) ,  TSUMOTO Tadaharu (JST-SORST, Kawaguchi, JPN) ,  TSUMOTO Tadaharu (RIKEN, Wako, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 8  ページ： 3106-3111  発行年： 2008年02月26日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海馬や新皮質の適合性や可塑性は,シナプス伝達の変化によって得られている。本報では,ラットの脳標本を用いて,電位を測定し,海馬の発達と神経系の微調整について検討した。生後間もない発達中の海馬では,内因性カンナビノイド(eCB)によりグルタミン酸作動性興奮性シナプス伝達が長期に抑制(LTD)され,その結果,過剰な興奮が抑制されていた。また,PKAを介した同シナプス性長期増強(LTP)は,eCBにより減弱されるが,シナプス前では維持されていた。このように,eCBとPKAは,興奮性のホメオスタシスを変化させないで,シナプスの可塑性を維持し,海馬の発達,微調整を促す役割をしていると示唆された。

シソーラス用語： カンナビノイド ,  トド ,  興奮性シナプス後電位 ,  *神経生理 ,  大脳皮質 ,  ラット ,  シナプス後電位 ,  *神経伝達 ,  長期増強 ,  カリウムチャネル ,  電気生理 ,  興奮 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  第一アミン ,  *神経可塑性 ,  *シナプス可塑性 ,  シナプス伝達 ,  新皮質 ,  シグナル伝達 ,  内因性カンナビノイド ,  シナプス長期抑圧 ,  皮質 ,  終脳 ,  ネズミ亜目 ,  イオン輸送 ,  輸送 ,  生体輸送 ,  膜貫通タンパク質 ,  生体内イオン輸送
準シソーラス用語： 細胞情報伝達 ,  エンドカンナビノイド ,  長期抑制

分類 (2件)： 神経系一般  (EJ12010J) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (2件)： グルタミン酸 ,  4-AP

タイトルに関連する用語 (6件)： 発達 ,  海馬 ,  内因性カンナビノイド ,  PKA ,  興奮性 ,  可塑性