抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,直径が数ミリである球状の氷(マイクロアイス)を製造する方法の開発を目的とし,マイクロアイス製造に必要な真空中での氷生成時における水温と圧力との関係を調べ,氷生成に必要な要因を検討した。実験装置を,水を入れるシャーレ,真空の空間を作り出す真空容器,容器内を減圧する真空ポンプで構成した。シャーレに入れた水を真空容器内に設置し,真空ポンプで真空容器内の圧力を下げて真空凍結現象を実現した。実験結果から,真空容器の体積を小さくし,量を少なくした方が水は早く冷えることが分かった。また,水を真空により冷却すると0°C以下の過冷却状態になり,外乱により水の過冷却状態が解消され,水は瞬時に凝固し,氷になることが分かった。さらに,水温と真空容器内の圧力との関係は,蒸気圧曲線および昇華曲線で表されることが分かった。