文献

J-GLOBAL ID：200902239460067264   整理番号：09A0414485

自動点訳サーバeBrailleを用いた病院内バリアフリー対応の試み

An approach toward a barrier-free hospital using a Japanese-into-Braille translating server “eBraille”

著者 (11件)： 菅野亜紀 (神戸大 大学院医学研究科) ,  花岡澄代 (神戸大 医 病院) ,  三浦研爾 (神戸大 大学院医学研究科) ,  相良かおる (西南女学院大 保健福祉) ,  浅原正幸 (奈良先端科学技術大学院大) ,  大田美香 (神戸大 大学院医学研究科) ,  池上峰子 (神戸大 医 病院) ,  前田英一 (神戸大 医 病院) ,  松本裕治 (奈良先端科学技術大学院大) ,  大島敏子 (神戸大 医 病院) ,  高岡裕 (神戸大 大学院医学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 108  号： 488(WIT2008 69-84)  ページ： 19-24  発行年： 2009年03月16日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は,視覚障害を有する患者へのバリアフリー・サービスを充実させるべく,自動点訳プログラムのeBrailleを開発している。今回,医療用eBrailleである“医Braille”を開発し,これを利用して本学医学部附属病院の外来案内・入院案内の点字パンフレットを作成し,公開したので報告する。まず点訳前に,原文(漢字仮名混じり文:墨字文)を点訳後に読みやすく改変した。具体的には,記載内容の重複部分を削除し,尊敬語や受け身を含む文を簡潔な表現へ変更する等を行った。次に,医療用語(約3万語)の形態素生起コスト算出を行い未収録語で辞書を拡張し,医療文書の点訳精度を向上させた医療用eBrailleである“医Braille”を開発した。最後に,修正した墨字文を“医Braille”で点訳し印刷した。そして,作成した点字パンフレットを病院内に設置し,誰でも自由に閲覧可能にした。(著者抄録)

シソーラス用語： *点字 ,  バリアフリー ,  *視覚障害者 ,  *辞書 ,  形態素 ,  *自動化 ,  パンフレット ,  *専門用語 ,  コーパス ,  インターネット ,  形態素解析 ,  文法 ,  構文分析 ,  *心身障害者
準シソーラス用語： 点訳 ,  医療用語 ,  分かち書き

分類 (1件)： 自然語処理  (JE06000L)

引用文献 (18件)：

• JIMENEZ, J. Biography of louis braille and invention of the braille alphabet. Surv Ophthalmol. 2009, 54, 1, 142-149
• 日本点字委員会. 日本点字表記法. 2001
• 菅野亜紀. 自動点訳サーバ eBraille の医療文書点訳精度の向上に向けたIPADICの最適化. (社) 情報処理学会研究報告. 2008, 2008-NL-184, 55-60
• 五十嵐大和. ChaSen を利用したインターネット点字翻訳サーバ-日本語点字翻訳サーバ eBraille の開発-. 第18回医療情報学連合大会論文集, 1998. 1998, 814-815
• 松本裕治. 形態素解析システム『茶筌』 version 2.3.3使用説明書. 2003

タイトルに関連する用語 (5件)： 点訳 ,  サーバ ,  病院 ,  バリアフリー ,  試み