文献
J-GLOBAL ID:200902239857830380   整理番号:09A0943053

地震観測から推定されるプレート沈み込み,および日本の地震とマグマの成因:オーバービュー

Plate subduction, and generation of earthquakes and magmas in Japan as inferred from seismic observations: An overview
著者 (7件):
資料名:
巻: 16  号: 3-4  ページ: 370-400  発行年: 2009年12月 
JST資料番号: W2249A  ISSN: 1342-937X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日本で最近構築された高密度で全国的な地震のネットワークは,先例がない高解像度で,日本の沈み込み帯の地震の構造を調査することを可能にする,多くの高品質データを提供している。本論文では,日本列島の下のフィリピン海および太平洋プレートの沈み込み,およびプレート沈み込みに関連した地震,およびマグマ生成のメカニズムに関する最近の研究を概観した。地震波トモグラフィの研究は,西南日本下に沈み込むフィリピン海プレートが過去に示唆されたような分断や分割なしで,関東から九州へ全地域の至る所で,伊豆半島の下にさえ連続的に分布していることを示した。フィリピン海プレートと,その下に沈み込んだ太平洋プレートとの接触は,関東で異常に深いプレート-スラブ内地震間活動を引き起こすと分かった。詳細な波形インバージョン研究は,アスペリティモデルがプレート境界地震に適用可能であることを明らかにした。高密度の地震とGPSネットワーク・データの分析は,プレート境界で低周波地震/地震の多くの事象に伴われるエピソディックな遅いスリップの存在を確認した。それはアスペリティにストレスをもたらす重要な役割を果たすと推論される。スラブ内地震性の空間の変化およびスラブ地殻の地震波速度構造に関する高解像度研究は,スラブ内地震の生成の脱水脆化仮説を強く立証する。地震波トモグラフィー研究は,スラブの脱水によってリリースされた水,およびスラブ沈み込みによって機械的に引き起こされたマントルウェッジ中の第2の対流が日本の島のマグマ生成の原因であることを示した。スラブ起源の水も,空間に一定の変形の状態に島弧地殻を戻す内陸の地殻の地震に結びつく,島弧地殻の局所的で大きな非弾性変形の原因であると推論される。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地殻・上部マントルの構造・組成  ,  地質構造・テクトニクス 

前のページに戻る