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J-GLOBAL ID:200902242862253120   整理番号:08A0696743

オレイルアミン中におけるニッケルアセチルアセトネートの熱分解によるNi3Cナノ結晶の生成 硬X線光電子分光法によるキャラクタリゼーション

Formation of Ni3C Nanocrystals by Thermolysis of Nickel Acetylacetonate in Oleyamine: Characterization Using Hard X-ray Photoelectron Spectroscopy
著者 (10件):
資料名:
巻: 20  号: 12  ページ: 4156-4160  発行年: 2008年06月24日 
JST資料番号: T0893A  ISSN: 0897-4756  CODEN: CMATEX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ニッケルアセチルアセトネート[Ni(II)acac)2]をオレイルアミン中で240~320°C,30~180分間の熱分解を行うと10~90nmサイズのNi3Cナノ結晶が得られる。X線回折,X線光電子分光法(XPS),高分解能硬X線光電子分光法(HX-PES)及び透過電子顕微鏡(TEM)によるキャラクタリゼーションを行った結果,一つの六方晶系の相と2種類の立法晶系の相が見出された。六方晶の相は従来しばしば六方細密充填構造を呈する金属ニッケルと同定されることがあったが,今回の解析から六方晶系のNi3Cと確認された。立方晶の相の一つは面心立方構造の金属ニッケルで,他のもう一つは新しい立方晶ニッケルカーバイドと考えられる。この結果,初めにニッケルアセチルアセトネートの熱分解とNi(II)の還元により面心立方構造のニッケルナノ結晶が生成し,その後カーバイド化の反応によって六方晶Ni3Cが生成したと考えられ,立方晶のニッケルカーバイドは六方晶Ni3Cに移行する過程の中間生成物である。面心立方構造の金属ニッケルのカーバイド化は240°Cを超える温度でアセチルアセトネートが熱分解によって発生する一酸化炭素ガスに曝されることによって起きる。このような高温の条件ではアセチルアセトネートやアミン,グリコールなどの有機化合物は熱分解されて一酸化炭素ガスを生じ,カーバイド化の反応を進行させる。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
コバルトとニッケルの錯体  ,  鉄族元素の錯体の結晶構造 

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